月別アーカイブ: 2008年12月

2008年のみつけもの/Yellow Fang

盛り上がってない気がするバンコクの音楽シーン
今年のファットフェスは例年になく音楽部門が盛り上がらなかったと思ってます。当然スラーとかカイジョーBrosとかその他タイポップのバンドのライブは盛り上がってましたけれど、ぼくらが面白いと思うミュージシャンがあんまり出演してなかった。それにリリース自体もかなり少なかった。そういう意味で盛り上がらなかったなと感じています。
そんな2008年ですが、ひとつすばらしくいいなと思ったCDというかバンドと出会えたのがよかった。
Yellow Fang's albumジャケット
Yellow Fang
Overhead night club1日目にライブをやった女の子3人のギャルバンYellow Fang。このバンドのCD”ยักเฃี้ยว EP(Yak Kiyao)”がものすごく良くって、これはすごいなーと。帰ってからかなり聞いてしまいました。I’m a feeder/Valentinos/Kep parの3曲しかないんだけど。余談だけどこのタイ語どんな意味だろう?「牙をむくぜEP」?
モモコさんによると前からライブはやってたみたいだけど、ぼくは全然知らなくって、CDではじめて出会いました。買ったのもSO:ONの清水さんにおすすめされて2日目に買った。なのでライブも見逃した。すごく悔やまれます。
Yellow Fang's album裏ジャケ
Yellow Fang loves you
YellowFanglovesyouっていう名前のMy spaceにメンバーの画像乗ってるし、今リリースされてるオリジナル曲3曲とも聞けるので、雰囲気わかってもらえると思うんですが、タイ人顔の2人の女の子と、中国系の女の子1人のバンド。バンコクは実は女性ミュージシャンってすごくすくなくて(ボーカリストとかアイドルとかは当然たくさんいる)、自分で曲とか世界とかをつくれる女性のバンドがでてくれるってすごくうれしい。これに続いて若い子もバンドやりだすかもしれないしね。(って話がそれた)
そんで肝心の音なんだけどタイ語で歌っててざらっとしたロック。噂によるとGene mahasmutがプロデューサーって話。ただジーンは島にいたので電話でいろいろ素敵なアドバイスおくったって。それってプロデューサーっていうのか?っていう話もありますが、ジーンらしいエピソードだし、そういう感じでいい音楽ってうまれるのかなーと。まあクレジットとかないけど。
まだ3曲しかないけど、これからほんとに楽しみな3人です。すごくおすすめですので、最近なんかバンコクのおすすめないですか?って言われたらこれをおすすめしてます。
yellow.fang
from toey?’s flickr

ウィスットさんの近況

というわけで、ウィスットさんの近況です。なんか各所で書いててうざいけど、書きます。

Uraniwa Animal on Renzaburo Originally uploaded by Kem-La-Soi

今日から始まったウィスットさんの連載。タイトルは「うらにわアニマル」集英社のウェブサイトです。
http://renzaburo.jp/

初回は4ページで、まあだいたいこれぐらいのペースで修一でなくて週1でやってくみたい。これはすごくなんだかいい感じに話がまとまった連載で、10月末に初めて編集者とあって、1回目の何やろう?打ち合わせで世界観もキャラもほぼきまった。んで12月5日からスタート。
例のごとくぼく(キムラ)は内容はほぼスルーしてるんだけど、聞く所によるとあまり小難しいものではなく、あくまで楽しい感じにしたいみたい。いいなーと思う。適度にがんばって欲しいし、このいいバランスを大切にできるようにできるだけのことはしていたいな。っていうかだったらぼくはおとなしくしてなさいということですね!

wisut ponnimit / Blanco vol.3 Originally uploaded by Kem-La-Soi

ブランコ3巻でましたよ。交錯していた時間軸がだんだん繋がって来るのがこの巻。これを読むと1、2巻ももっと輝くと思います。ブランコって実はとっつきにくいやつ?とかペアが女の子のハートをがしっと掴むのが勉強になるとか、そういう深読みも出来ます。ちなみに編集は豊田夢太郎さん。名前がかっこいいけど、名前と同じくかなりかっこいい編集者。なにがかっこいいかというのはまた別の機会に。この方はIKKIで楽しい作品たくさん担当してます。ぼくは鈴菌カリオさんの「sillyなコダマ!!」が好きです。

あと先日の谷川俊太郎さんと御徒町凧さんのイベントすごくよかったですね。山や谷を越えて、政治もパーティーにしてしまう国から来たかいがありました!お越しいただいた方感謝します。次は2月28日と3月1日にこちらの公演です。