月別アーカイブ: 2013年6月

くるり「ロックンロール・ハネムーン」by Wisut

soi music 木村です( @kimurasoi )。

くるりの「ロックンロール・ハネムーン」という曲のアートワークをウィスットさんがやりました!
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快挙!本人はわかってるか知りませんが、ぼくはめっちゃうれしいです。
大学生の頃からくるり大好きでとてもよく聴いていました。

このシングルのジャケットになった絵以外にもお三方の似顔絵や
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(記念のスクリーンショット)

アー写のイラスト化などもやっています。
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それで、こんなツイートもしてくださってます。

ふぁんふぁんさんがタムの漫画読んでくれてるのは知っていましたが、岸田さんがブランコの話してくれるなんて思わなかったです。ちゃんとそういう意図で頼んでくれたんですね。

どうでも良い話ですが、くるりのこのお話をいただいた時ぼくはちょうど事務所でくるりの「りんご飴」という曲を聴いていたのでした。シンクロでドキドキしました。

たまにはのミーハーエントリーでした。いつかタムと一緒にくるりのみなさんにお会いできたらうれしいなあ。

台北でタムの展示とWe are forever young

木村です。台湾でウィスット・ポンニミットの展覧会が始まりました!

芒姆妹妹
マムアンの展示と
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川島小鳥さんとの「未来ちゃんの未来」の展示。

タムが台湾来るのは初めてなんですけれど、でも実は去年の夏頃に台北のバンド「透明雑誌」の名曲「透明雑誌Forever」のMVをつくってます。

ぼくが透明雑誌のことを知ったのは一昨年の終わり頃だったと思うんだけれども、「もう人気ありますよ」なんて大学生に言われて、なんで自分はこんな良いバンド知らなかったんだろう?とショックをうけつつ、写真家の川島小鳥さんが彼らの写真を撮っているというような話をきいていました。

去年(2012年)頭に台北にいってwaiting roomに来れたりいい出会いがあり、透明雑誌も何度も日本に来ていたりして、何か一緒にできないかな?と思って思い切って今度タムにPV作らせてくれない?と相談してみたところ、ぜひと言ってくれて実現しました。

どういう曲がくるかなと思って待っていたらところにきたのがこの「透明雑誌Forever」。歌詞ももらって、すごくhesheitみたいな世界でhesheitでやったらぴったりだなあなんていう風にテンションあげてあーだこーだ考えていたのを思い出します。でタムがつくってきたアニメは当時ちょうど飼いだした猫にはまってる時期で、なんというか猫アニメでした…。

それで、今回のタムの展示に話を戻すと、ギャラリーはライブもできるスペースがあってライブをやるんですけれど、そういう縁もあって透明雑誌の洪申豪ゲストにお迎えしてライブやりますよ。今回は小鳥さんもいるしね!

というわけで、何か楽しいことがまた起こることを願いつつ、展示みにきてくださいという告知でした。

台北のギャラリーはこちら
安和65 http://www.facebook.com/ANHE65
展示は2013年7月9日までです。

バンコクの独立系書店bookmoby

こんにちは、福冨渉です。

最近、タイでインディーズブックストアが熱いみたいです。

インディーズブックストアというと何のこっちゃという感じですが、平たく言うと「大手書店が取り扱わないような本を扱う本屋さん」なんですね。タイの大きなショッピングモールなんかに入ってるような本屋さんは、どちらかというと大手出版社の傘下にあるところが多くて、その出版社が流通させてる本をメインに扱っているところが多いのです。

勿論、このタイプの本屋さんが最近になって突然出て来たという訳ではないのですが、最近は各地のインディーズブックストアが活発に色々活動しようとしてるみたいです。なんと来月6月の22日〜29日は「第一回 インディーズブックストア・ウィーク」と銘打って北はチェンマイから南はパッタニーまでの本屋さん15店が参加するイベントが予定されていたりして、ちょっとした盛り上がりを感じますね。

そしておそらく最近のこの動きを生み出したお店の一つが、bookmobyだと思います。

bookmobyは日581670_457909480949045_897895257_n本でも何冊か翻訳の出ている作家、  ラープダー・ユンが始めた本屋さん。

昨年頭にまず、本を書いてみたい作家志望の人たちが自由に作品をアップして交流するための場としてウェブサイトをオープンしたのですが、その後去年の9月に なって本屋さんの方もオープン。MBK向かいにあるBangkok Art and Culture Centre(BACC)の4階という立地もあって、結構な数のお客さんが訪れているみたいです。

プラープダー本人の趣味も多分に反映されているのか、品揃えはやはり小説(タイのものも外国のものも。bookmobyのmobyはハーマン・メルヴィル『白鯨』の「モービー・ディック」から来ています。)が多く、その他文化系・思想系を中心に売れ筋の本と、あまり普通の本屋にない本が混在してます。(もちろんプラープダーの出版社、typhoon booksの本も置いている)

さらにウェブサイトの方でもここで扱っている本が購入できるし、ものによっては電子書籍もあるので、遠方の人にもうれしいと。

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そしてもう一つこのお店の特徴は、トークイベントが 沢山開催されていること。

作家や学者の新刊が出れば著者と編集者、その他の作家が集まってトークしたり、出版社の人たちがタイの出版について話したり、インディーズブックストアの店主が集まってトークしたり、、と結構な頻度でイベントが行われています。

 

しかもそのイベントが結構な盛況ぶりだったりして。

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さらにbookmobyはBACCと一緒にbangkok creative writing workshopなる作家志望の人たち向けのワークショップを去年から続けて開催していて、こちらも作家、批評家、学者なんかが講師として呼ばれてるみたいです。

そしてそのトークイベントやらワークショップやらのようすが、youtubeの公式チャンネルでも公開されていて、気になる人はそちらで見ることもできるというサービスぶり(全部ではないですが)。

こんな動きを見ていると904093_478237748916218_1847997522_o、「タイ人の読書量は年間数行だ」(昔そういう調査があったのです)みたいな話も、もはやそんなリアリティはないのかなあと思えてきますね。

現実として、今のタイでは本が好きな人たちが集まることで新しい流れが生まれてきてるみたいです。

 

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ちなみにbookmobyなのですが、場所柄外国人観光客の方々もよくお店を訪れてきていまして、英語の本なんかもちらほらと置いてあります。さらに店内にはちょっとしたカフェスペースが併設されていて、タイのハーブジュースとサンドイッチを楽しみながら休憩、なんてこともできます。

暑い外歩きに疲れたら、冷房の効いてるBACCで展示を見て(基本的に無料だし)、帰りにちょっと本屋さんでいつもと違う休憩時間を過ごしてみるなんてのもいかがでしょう。

ちなみに営業時間は火~日の11:00~19:30です。

 

次回以降に他のインディーズブックストアの紹介もしていきますね。

以上、福冨渉(ふくとみ しょう)がお送りしました。普段からタイに行っては色んな本を買ってきて読んでいまして、近頃色んな動きが出てきていておもしろいので、これからタイの文芸界や出版界の話を書いていこうと思っています。それ以外にも面白い本なんかがあればそれも紹介したりしつつ、日本で読めるタイの小説の話なんかできたらな、と考えています。

よろしくお願いします。

(この記事の画像は全て許可をいただいた上でbookmobyの公式facebookページから拝借してます)

↓Bangkok Art and Culture Centre マップ↓