【SOIMUSIC的バンコクディスクガイド】タイトロニカ新時代!

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トークレス / ドット ドット ドット (SO::ON Dry Flower) (2007)
talkless / dot dot dot (SO::ON Dry Flower) (2007)
SoiMusic mini Vol.02へお越しいただいた皆様、ありがとうございました。お越しいただけなかった皆様は、次回ぜひお越し下さい。
トークレスもモモコモーションもいいステージでした。トークレスは絶妙な空気感、Momokomotionはフルセットでソリッドにノリノリでとってもよいまとまりでしたね。
え?トークレスって何者だって?モモコモーションは知ってるけど、、って。
talkless:
昨年、Little Fox (ていうかジーン)とZai Kuning & Koichi Shimizuのアルバムと共にSO::ON Dry Flowerから7曲入りミニアルバムを発売して、バンコクのインディーっ子に「なんじゃこりゃっ!」と言わしめたエレクトロニカ・デュオ。
メンバーはチェンマイ出身の色白美人、Fon(フォン)ことWtanya Chanvitanと、あのGooseのリーダー的存在であるギタリスト、Nym(ニム)ことBancha Thearakit。
もともと同じ大学の先輩後輩だった二人。大学のイベントで歌っているフォンちゃんを見かけたニムが誘ったとか誘わないとか。。
なにがどう「なんじゃこりゃっ!」なのかって、この音。
ここはどこの国ですか、と聴きたくなるよな、ニムの作る、多数のサンプリングを織り交ぜてリバーブ超深めな幻想的音世界の上に重なるフォンのウィスパーボイス、さながら北欧エレクトロニカのヒットチューンのようです。そのくせに、突然ニムの気合い入ったフィードバック轟音ギターが鳴り響いたりして、やっぱりタイランドらしさは消えてない、そんな魅力たっぷりの音楽なのです。
この二人、好きな音楽がSigur RosだったりM83だったり、God is an AstronautだったりmumだったりMr.John Sodaだったりと趣味が音楽にモロ出てきているのですが、この辺の音楽がタイにいても聴けるようになってるっていうのは、インターネット時代だなあ、と妙な感慨を覚えたりもしますよね。
それにしたってこんな音楽今までタイにはなかった。
引きこもり系タイトロニカCliquetparが突然ブレイクコアをシーンに叩き込んでしまったのは少し早かったのかもしれませんが、ギリギリ受け入られる土壌があったのでしょう。
一方で同じくSO::ONのNapat、AtitからGoose、Assajan Jakgawan、Desktop Errorという流れは、急激であるように見えつつ、一つ一つのバンド、アーティストが着実に土壌を形成していったように思えます。そこに現れたtalklessはある意味現れるべくして現れた新星ということだってできるかもしれません。

で、そんなtalklessですが、来年からフォンちゃんが日本にやって来るとか来ないとかで、SoiMusic仕掛け人のお二人、鼻の下伸びっぱなしです。そしてそれまでの間にフルアルバムを一枚録音する予定だそう!これは期待できますね。
えー聴いてみたいーというそこのあなた、もちろんマイスペースもありますし、youtubeでビデオも見れます。もちろんバンコクに出向いてCDを購入するのもありですよー。
Talkless- dot dot dot
1.little girl ghost
2.ทัศนาจร (Tat-sa-na-jorn)
3.ทุกวัน (Took-Wan)
4.spongy marshmallow
5.my scarlet arms
6.drift
7.one day it’ll be there
myspace:
http://www.myspace.com/talklesslesstalk
youtube:(ทัศนาจร:Tat-sa-na-jorn)
http://jp.youtube.com/watch?v=AhrhJ6c3mH0
(文責:SF)

【SOIMUSIC的バンコクディスクガイド】タイトロニカ新時代!」への3件のフィードバック

  1. まう

    気に入ったので訪タイ中の友達にCD頼んじゃいましたー。
    ライブ見にいけなくて残念。
    今度は見たいなぁ~。

    返信
  2. fukutomi

    ライブも是非!ライブはGooseのメンバーをバックバンドにいれて、5人体制でやったりして、なかなか見ごたえあります。

    返信
  3. Twittbot Music Archive

    【特集】アジアのインディー/ポストロック/シューゲイザー/エレクトロニカ (東南アジア編)

    近年、アジアの音楽シーンは急速な発展を遂げ、世界に通用する素晴らしいバンドやアーティストが次々と生まれてきています。ポストロック・エレクトロニカ・音響系botでは、アジアのインディー/ポストロック/シューゲイザー/エレクトロニカについてもこれまで積極的に取

    返信

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