マーマー/ウィスット・ポンニミット

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おととい神戸に行ったのもあって(笑)、たまには「タム」ことウィスット・ポンニミットの本を紹介します。
マーマー』/ウィスット・ポンニミット

この本はコロムビアミュージックエンタテインメントのHPでコツコツと毎日更新しているwebマンガを書籍化したものです。2005.11/4~2006.6/28掲載。約280日間です。(バックナンバー他、現在も違うストーリー連載中→http://columbia.jp/comic/index.html
もともとは書籍化するつもりがなかったどころか、始まった当初はどういう展開にするかほとんど構想もなかったらしいので、かなり行き当たりばったり、よく言えばリアルタイムででストーリーが進行していったらしいです(現在連載中の話もそうなんですが・・・)。そのおかげか、日々ゆっくり考えることになって、良い感じに季節感やゆるいリズムが出てます。ちゃんとお正月とかクリスマスとか出てきます。冬の頃は寒そうだし、だんだんあったかくなってくるし。
で、ざっくり言うと、これはあるペットショップでの犬達の物語なんですが、作者によるあとがきにもあるように、実際のペットショップがモデルになってます。そのペットショップはウィスットが当時住んでいた家の近く、神戸三宮のハンター坂の入り口あたりにあるお店で、そのお店を眺めながら話を考えていたそうです。
ペットショップでの人間模様ならぬ「犬模様」がこの作品の見所のひとつだと思うんですが「君は最高の犬だ」と帯にあるように、それぞれの犬がそれぞれの結末を迎えます。犬をかっていたことがある方ならばきっと少なからず共感してしまうシーンもあります、たぶん(私は犬を飼ったことがない・・・ってなんだそれ)。
と、なんとなく本人が帰ってしまった後もそのままある(当たり前ですね)ペットショップをみてこのマンガを思い出しました。犬好きも、そうでない方もぜひお手に取ってみてください。
*ちなみに「マーマー」とは表紙のモコモコ犬の名前。
*(犬かったことがない人間の言うことはおいておいて)mixiのマーマーレビューはこちら
written byきむら

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