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「座右の日本」発売記念?対談

バンコクの作家、プラープダー・ユンさんの本が出た!ということで対談してきました。対談相手は訳者の吉岡さん。
zayuu
対談【「座右の日本」と日タイカルチャー新次元】
本について話すはずが・・・、かなり脱線し逆に吉岡さんからウィスットの本についての解説をいただいてしまったり・・・。対談自体は割とコアなタイカルチャーファン向け?肝心の本の方はコアなタイファンにもOK、タイ全くしらない人にもOKという感じなのでぜひぜひ読んでみてください。プラープダーさん未体験な人は、「座右の日本」(エッセイ)→「鏡の中を数える」(短篇小説)→「地球で最後のふたり」(映画)と追っていくのがオススメって、これってただ日本で公開された最近からの順番じゃんという・・・。
wildwitness
Prabda yoon blog
それと、この↑ブログにもあるけれどプラープダーさんの出版社タイフーンブックスから漫画雑誌が出版される模様。雑誌名は「mud」ウィスットも日本で公開済みの作品ですが掲載予定。詳細はtyphoonbooks。そこのTOPからばりばり引用すると

mud นิตรสารการ์ตูน (ราย 4 เล่มต่อปี) เล่มใหม่เอี่ยมจากสำนักหนังสือไต้ฝุ่น
รวบรวมผลงานการ์ตูนโดยนักเขียนและนักวาดรุ่นใหม่ฝีมือดี ทั้งที่มีชื่อเสียง อย่าง ตั้ม-วิศุทธิ์ พรนิมิตร
กับผลงานการ์ตูนยาวเรื่องล่าสุดที่กำลังตีพิมพ์อยู่ในนิตยสารการ์ตูนแนวหน้าของญี่ปุ่น
และทั้งนักเขียนการ์ตูนสมัครเล่นมากมาย พิเศษสุด! การ์ตูนฝีมือ วินทร์ เลียววาริณ นักเขียนสองซีไรต์!
วางแผงภายในเดือนมกราคมนี้แน่นอน ราคา 180 บาท (อ่านรายละเอียดเพิ่มเติมได้ที่หน้าหนังสือใหม่)

年四回発行で、ウィスット他、ニューカマー多数、他ウィン・リヤオワリーンも参加ってこれって漫画ってことでしょうか?タイ語の読解力があやしーですが。

SOI PROJECT INFORMATION : Air domino + Over Head Nightclub

airdomino+overhead night club
soi project(今回のメンバーはウィット・ピムカンチャナポン、ピトゥポン・チャワクル、遠藤治郎、鳴川肇)による新作 ”Air domino”。そして”Over head Nightclub” をデジタルアートフェスティバル東京2007にて展示することになりました!
AIR DOMINO
Air dominoとは、天井にLPレコードサイズのドミノ2000枚を吊し、それが人の後を追い波紋を広げる。円いドミノに付けた磁石の反発で波紋を伝搬する単純な原理でただの通路にさざ波を起し機械と人が戯れる渚のようなもの。高度なIT技術を用いず見る者が仕組みを理解できるローテク装置を日用品だけでつくったインタラクティブな作品です。初公開!
OVERHEAD NIGHT CLUB
会期中、8日(土)、9日(日)は、Soi Projectプロデュースによるライブ(SOI MUSIC PROJECT〕も開催されます。出演はタイよりmomokomotion, Cliquetpar(Thai), Max Heart(?)の3組。演出はもちろんSoi Projectのメンバー。「オーバーヘッドナイトクラブ」という舞台装置を創り出します。音楽を頭で聞くことが普通になって久しい今日、いっそ潔く頭と体を切り離して楽しんでみるのも悪くない。シャイな日本人の為の、隣の人の目を気にすることなく踊ったり、ミュージシャンにばれずに腕を組んだままでいることもできる、「フリー」スタンディングなナイトクラブ「Over Head Nightclub」がタイに引き続き、日本でもご覧いただけます!(Overhead night club originally prduced Jiro Endo, Wit Pimkanchanapong, So::on dry frower )
また、6日(金)は、18時半よりオープニングレセプションが行われます。どなたでも参加していただけますので、是非お越しくださいませ(招待状不要)。
[概要]
デジタルアートフェスティバル東京2007
デジタルアートフェスティバル東京2007についての詳細はこちらをご覧下さい。 http://www.daf-tokyo.jp/
● 展示期間:2007年12月7日(金)- 12月11日(火)11:00-20:00会期中無休
      (※7日8日は21時まで/最終日11日は18時まで) 
ライブ日時
12月8日(土)19:00-20:00,
12月9日(日)18:00-19:00
● オープニングレセプション
12月6日(木)18:30-20:00,(内覧会オープン15:00)
● 展示会場:パナソニックセンター東京 1Fエントランス 東京都江東区有明2-5-18
● ライブ会場:パナソニックセンター東京 1Fピアッツア(屋外)
※パナソニックセンターへのアクセス:りんかい線「国際展示場駅」徒歩2分 
ゆりかもめ「有明駅」徒歩3分
  マップ:http://panasonic.co.jp/center/tokyo/access/
● Artistsアーティスト:
Soi Project/ソイ・プロジェクト
タイと日本を中心としたコラボレーションアートグループ。’03年東京から始まった日・タイのポップカルチャー交流音楽イベントSOI MUSICを起源とし、横浜トリエンナーレ2004より活動を開始。Tout ? fait Thai 2006(パリ、フランス)、Sharjah biennial 8(2007年、アラブ首長国連邦)に参加。SOIはタイ語で小さい道(路地)の意味。(air dominoはウィット・ピムカンチャナポン、ピトゥポン・チャワクン、遠藤治郎、鳴川肇がメンバー)
Momokomotion/モモコモーション
00年代バンコクの結晶であるタイ日英混合バンドFUTONから脱退した日本人モモコのソロプロジェクト。日本人なのに強烈に溢れ出るバンコク感!そして漂うニホン味。ロックでセンシティブでエモーショナル。07年バンコク音楽シーン最大の話題プロジェクト、日本初上陸!
Cliquetpar/クリケットパール
バンコクの引きこもり音響系パンクタイトロニカ、banggによるソロプロジェクト。奇天烈なビートと天から注ぐメロディーに、タイ日ともに熱狂的なファン多し。が天性の引きこもりが災いし、いまだタイではソロリリースなし。それゆえさらに、都市伝説的なカリスマになりつつあるクリケットパールのバンコクでも貴重なライブが今週みれる!
● 主催:デジタルアートフェスティバル東京2007実行委員会(NHK、株式会社NHKエンタープライズ)
●協力:株式会社下西製作所/株式会社トッパン・コスモ/松本祐一/remo[NPO法人記録と表現とメディアのための組織]
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Soi project presents “Air domino” and “Overhead night club” as a part of Digital art festival tokyo. (Maybe,The credit make you so confused.We don’t know it exactly. It looks like Thai mentality)
Soi Project
-Wit Pimkanchanapong(Thai) / Pitupong Chaowakul(Thai) / Jiro Endo / momokomotion/Cliquetpar(Thai)
「Air Domino」
SOI PROJECT
-Wit Pimkanchanapong(Thai), Pitupong Chaowakul(Thai), Hajime Narukawa, Jiro Endo
「Over Head Nightclub」
SOI MUSIC PROJECT
-Wit Pimkanchanapong(Thai), Pitupong Chaowakul(Thai), Hajime Narukawa, Jiro Endo,
Musician for Soi music project: momokomotion, Cliquetpar(Thai)
For details in English, see DAF tokyo official HP
http://www.daf-tokyo.jp/english/index.html
Below see photos of these project
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overhead night club in Fat Festival 7, Bangkok, Thailand 2007,11,10th 11st.
Originally “soi project” collaboration by Jiro endo, Wit Pimkanchanapong & So::on dry flower






Air domino / work in progress






Photo:Wit, Jiro, Ame, Kimura
See more photo–flickr>kim-ra>daf

マーマー/ウィスット・ポンニミット

おととい神戸に行ったのもあって(笑)、たまには「タム」ことウィスット・ポンニミットの本を紹介します。
マーマー』/ウィスット・ポンニミット

この本はコロムビアミュージックエンタテインメントのHPでコツコツと毎日更新しているwebマンガを書籍化したものです。2005.11/4~2006.6/28掲載。約280日間です。(バックナンバー他、現在も違うストーリー連載中→http://columbia.jp/comic/index.html
もともとは書籍化するつもりがなかったどころか、始まった当初はどういう展開にするかほとんど構想もなかったらしいので、かなり行き当たりばったり、よく言えばリアルタイムででストーリーが進行していったらしいです(現在連載中の話もそうなんですが・・・)。そのおかげか、日々ゆっくり考えることになって、良い感じに季節感やゆるいリズムが出てます。ちゃんとお正月とかクリスマスとか出てきます。冬の頃は寒そうだし、だんだんあったかくなってくるし。
で、ざっくり言うと、これはあるペットショップでの犬達の物語なんですが、作者によるあとがきにもあるように、実際のペットショップがモデルになってます。そのペットショップはウィスットが当時住んでいた家の近く、神戸三宮のハンター坂の入り口あたりにあるお店で、そのお店を眺めながら話を考えていたそうです。
ペットショップでの人間模様ならぬ「犬模様」がこの作品の見所のひとつだと思うんですが「君は最高の犬だ」と帯にあるように、それぞれの犬がそれぞれの結末を迎えます。犬をかっていたことがある方ならばきっと少なからず共感してしまうシーンもあります、たぶん(私は犬を飼ったことがない・・・ってなんだそれ)。
と、なんとなく本人が帰ってしまった後もそのままある(当たり前ですね)ペットショップをみてこのマンガを思い出しました。犬好きも、そうでない方もぜひお手に取ってみてください。
*ちなみに「マーマー」とは表紙のモコモコ犬の名前。
*(犬かったことがない人間の言うことはおいておいて)mixiのマーマーレビューはこちら
written byきむら

タイ-タニック thai-tanic

タイアート界のキュレーターで、タイ文化省文化芸術委員会のボス、アピナン先生のレクチャーがNYグッゲンハイムミュージアムで行われます。詳細は↓
しかし・・・このタイトル「Thai-tanic」。またもやダジャレ?
アピナンさん関係のイベントのタイトルですが、今年のMOTの「Show me thai-みてみ☆タイ」とかベネチアの「GLOBALIZATION…PLEASE SLOWDOWN」とか・・・適当ですばらしいです。ベネチアの時は、そんなこと言われなくたってタイ人がゆっくりしてるのよく分かってるワ!なんて意見がチラホラありました。がThai-tanicってどういう発想なのでしょうか?いずれにせよアピナン節炸裂!と笑ってしまいました。
しかし・・・タイ-タニックって、沈んじゃだめじゃないか。それとも沈むと思ってるのか?
ベネチアのタイパビリオン「GLOBALIZATION…PLEASE SLOWDOWN」のブログ


(画像もっと大きくなります。)
以下(誰か分からない人から送られてきたメールの)リリース。
Solomon R. Guggenheim Museum announces special lecture on
Contemporary Thai Art
World renowned art museum Solomon R. Guggenheim Museum, 1071, Fifth Avenue, New York announces the Annual Hilla Rebay Lecture by Prof. Dr Apinan Poshyananda on the topic “THAI-TANIC: Thai Art in the Age of Constraint and Coercion” at 6.30 pm on 20 September 2007.
Curator, critic, and Prof. Dr Apinan Poshyananda, Director-General, Office of Contemporary Art and Culture, Ministry of Culture and Chairman, Officer of Knowledge Management and Development provides a fascinating overview of contemporary Thai art in the context of recent political shifts, from the regime of Dr Thaksin Shinawatra to 2006’s coup d’?tat. The special lecture is a case study for theoretical and curatorial approaches to contemporary Asian art.
Prof. Dr Apinan Poshyananda is the first Asian scholar to be invited for the Annual Hilla Rebay. He has curated contemporary Asian art internationally including Contemporary Art from Asia: Traditions/Tensions and retrospective exhibition Montien Boonma: Temple of the Mind at The Asia Society, New York; Asia-Pacific Triennial, Brisbane, Australia: Sao Paulo Biennale, Brazil; Tout ? Fait Thai, Paris; Show Me Thai, Museum of Contemporary Art, Tokyo. Prof. Poshyananda received outstanding researcher award from National Researcher Council, Thailand. For his contribution to contemporary Nordic art in the exhibition Beyond Paradise: Nordic Art Travel East he was bestowed by His Majesty King Carl XVI Gustaf, the rank of Knight, First Class of the Royal Order of the Polar Star.
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ユリー・ケンサク/Yuree Kensaku

横浜美術館でタイ人アーティストの展示があります。タイ日ハーフの女性アーティストです。7月より横浜に滞在し作品制作をしているようです。
滞在・制作の様子→Artist In Museum YOKOHAMA (AIMY)ブログ
アーティスト・イン・ミュージアム横浜2007
ユリー・ケンサク 桃太郎ガールの冒険
Yuree Kensaku: The Adventure of Momotaro Girl
9月1日から17日まで
詳細HP
http://www.yaf.or.jp/yma/detail.php?num=0
ブログみていただければわかりますが、すごくキュートな女性です(だからどうした)。6月にバンコクのチュラロンコーン大学のギャラリーで展示をしていたのですが、その時に会ってやっぱりかわいかったです(だから?)。作品はかわいらしくそしてちょっとグロくもありました。と、実はあんまり作家も作品もわかっていません、ごめんなさい。でもお知らせしたいのです。始めて作品みたのは、2005年暮れの大津波後にプラープダー・ユンが作って配布していた本のイラストだったなーと断片的ですがいちおう書いておきます。ハーフですが初来日。始めて訪れた日本でどんな作品をつくったのか見に行ってみたいと思います。
さらにこの展示についてバンコクのギャラリーからのお知らせです。
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ユリー・ケンサク
September 1 – 17 2007, Yuree Kensaku: Solo show “An Adventure of Momotaro Girl”, Yokohama Museum of Art, Japan.
Pop iconography artist, Yuree kensaku, a young Japanese-Thai artist was invited to participate in artist-in-residence program of Yokohama Museum of Art 2007. This is the first time a Thai artist has been selected to be in a residency program and also is the first visit for Yuree Kensaku to her late-father’s native land. The artist spends a month and a half creating work in the museum, conducting workshops and preparing for the upcoming exhibition ” An Adventure of Momotaro Girl”, which will be presented from September 1-7, 2007 at Yokohama Museum of Art.
Pic&Text :Courtesy 100 Tonson Gallery
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日本の夏の「アピチャッポン・ウィーラセタクン特集」

ひさびさの更新ですが・・・。
アピチャッポン監督の映画上映の紹介です。
今週の日曜日7月29日にアピチャッポン・ウィーラセタクン監督の映画上映があります。タイ人監督です。
僕(木村)が一番好きなタイの監督です。すごく頭がいい人なんだろうけど、とても感情的な映画を作る人。『トロピカル・マラディー』はタイに住んでいた時(か、たまたまタイに行っていた時)に、バンコクの映画館で観てとても感動した記憶があります。ストーリーは抽象的な感じでちょっと難しいかなと思うけど、それとは関係なく、感情に訴えかけるものがあります。タイっぽさが真の意味ででてるというか。プラープダー・ユン曰く「タイでは過去にいなかった自分らしい映画を作れてる」監督。
新しめの日本語インタヴュー。
http://www.flowerwild.net/2006/12/2006-12-06_121909.php
この『世紀の光』は検閲の問題などあってタイでも未公開。今回は上映なしなのが残念。(運よく見れた人たちの評判はすごくいいです)
個人的な好みでオススメしますが『トロピカル~』がすごく大好きなので、ここを読んで始めてみる方には『トロピカル~』がおすすめ(気に入らなくても怒らないでくださいね)。僕は『ブリスフリー~』は映画館で見てないし、DVDは検閲後の映像なので(たぶん)、ブリスフリーをみてみたいと思っています。『アイアン・プッシー』は記憶に残ってないのだけど、ドメスティックなネタ使い炸裂な映画だったような・・・。こちらはアーティストのマイケル・シャオワナイが主演なので、それでも話題になってました。
東京もちょうどここ何日か夏っぽいので、『トロピカル~』のチェンライのシーンとかすごくはまるかもしれないです。(このシーンが一番好き。ついでにいうとそのシーンで流れているのは、このコンピsmallroom compilation収録の『Straight』Fashion Show。ファッションショーなんてバンド名だけど、そんなにブリブリの曲ではないです。)
長くなりましたが、『インビジブル・ウェーブ』とか『地球で最後のふたり』とかのペンエーグ監督とかウィスットとか好きな人に観てほしいですとか・・・とか。
以下情報
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アピチャッポン・ウィーラセタクン特集
【日時】7月29日(日)
14:00~『トロピカル・マラディ』35mm/118分
16:15~『ブリスフリー・ユアーズ』35mm/125分
18:45~『アイアン・プッシーの大冒険』DV-CAM/90分
◇各作品上映前に、短編『国歌』(35mm/5分)を上映
◇各作品とも15分前に開場
【会場】SKIPシティ 彩の国ビジュアルプラザ 映像ホール
埼玉県川口市上青木3-12-63
TEL: 048-265-2591 
http://www.skipcity.jp/event/hall/0707191.html
【料金】1,000円均一 当日券のみ 全席自由 各回入替制
【追記】
というわけで見てきました。
サット・プララートこと『トロピカル・マラディー』でチェンライのシーンでファションショーの音楽というのは記憶違いでした。バイクに乗るシーンを思っていたんですが、そこでは使われていませんでした。この曲のPV用は監督が『トロピカルマラディー』の素材を編集した映像だったと思うんだけど、それと被っていた模様です。
いろいろ忘れている部分多かったですが、見て感じた感想は当時とほぼ同じ。前半シーンの切なくなる感じがすばらしいです。後半は抽象的でやはり難しかったですがけっこう説明的な要素が多かったなあとこれも記憶が間違っていました。
スット・サネーハーこと『ブリスフリー・ユアー』は予想通りノーカット版。最後の方で主演男優のチンポがでかでかと映し出されていたシーンが確認できて非常に満足(?)でした。見終わった後友人たちと「結局、男がとりたいだけじゃん!」と(そんなことはないとおもうんですが)。かなり素敵にお肌の感じ撮ったりとか、男の裸とかあってよかったです。そしてあのタイの感じ、タイの田舎の感じがこんなにもだせるのはほんとにすごく、感動しました。
ちなみにこちらのキー音楽はBakeryのnadiaだったかな?短篇『アンセム』でもそうですが、なんでアピチャッポンさんがこういうポップな音楽を入れたがるのかそれが知りたい。

プラープダー・ユン

バンコク在住の小説家プラープダー・ユン。脚本家、デザイナー、編集者、写真家、音楽ユニットなどなどメディアを変えて活躍するバンコクでは著名なクリエイターです。日本でも過去に映画『地球で最後のふたり』が公開されたりしています。
また最近は出版社タイフーンブックスを立ち上げて、ウィスット(タム)のマンガ本を出版したりしています。話がそれますが、ウィスットの新マンガ本の背表紙には何も情報がありません。装丁を担当したタムがなんとなくかかなかっただけらしいですが、それに対し出版の了承を出したのが経営者としてのプラープダー。普通の感覚だと、売りづらいのでNGだすところ。が、そのおかげでとてもタムらしい装丁の本になっています。こういうエピソードがあるように、プラープダーはよきクリエイターに対しては、よき理解者でもあります。
脚本を担当した映画「インビジブル・ウェーブ」(公開中)

さて、そんなプラープダーが「タイカルチャーの新しい読み方」と題されたトークイベントを行います。プラープダーはバンコクのカルチャーの内側から客観的に、そして外側と比較し批評できるであろう数少ないタイ人では?というわけでぜひこの機会をお見逃し無くー。以下詳細。
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《『インビジブル・ウェーブ』の果てに ~“タイを変えた”作家が語る、タイカルチャーの新しい読み方~”》
プラープダー・ユン(作家・『インビジブル・ウェーブ』脚本作家)
※ゲストあり(詳細は近日発表!)
日時:6月30日(土) 14:00~16:00(15分休憩挟む)
場所:東京・シネマート六本木 2F シネマートホール
(詳細こちら
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最後になりましたが、プラープダーに興味がある方は、短編集『鏡の中を数える』収録の「バーラミー」を読むと、彼のことがよくわかります。プラープダー的文学と0年代初頭のバンコク文化状況が合わさった、奇跡の危険な名作短篇です。
邦訳短篇小説集『鏡の中を数える』詳細ページ

バンコクのインディーズレーベルsmallroomからリリースしたブアヒマ『chit-tek』の日本盤

【日本での過去の主な仕事一覧】
映画『地球で最後のふたり』(原題『last life in the universe』)の脚本。脚本の翻訳本出版。
新潮2004年3月号(たぶん)に『存在のあり得た可能性』掲載。
新潮2005年1月号に日本語訳された短編『バーラミー』掲載。
国際交流基金「Have we met?」展キュレーション
音楽ユニットbua-himaの『chit-tek!』がポリスターより発売。
雑誌「eyescream」にてコラムの連載。

MODERNDOG LIVE / モダンドッグ・単独ライブ

モダンドッグのサプライズライブが5月15日(火)に決定!(タイ関係・SOI関係の行事はいつも急だね、やる気あんのか!と言わないでな強行日程)。

SINGHA PRESENTS
MODERNDOG “SAA-BAI-DEE-MAI” LIVE IN TOKYO

md live
彼らは今回タイフェスティバルのライブのため来日なんですが、せっかく来るならしっかりライブハウスのしっかりした音響でしっかりしたライブをお届けしたいねというバンドの意向で実現することとなりました。
モダンドッグはバンコクのカルチャーシーン・音楽シーンで10年間以上もトップランナーとして走り続けるスーパーバンド。セールスがミリオンもあるのに、たくさんの文化人から慕われている、質と量を兼ね備えた(?)タイではめずらしいバンドです。

オフィシャルサイト
http://www.moderndog.biz/

日本ではフロントマンのPODがフィッシュマンズのリユニオンツアーに参加したり、タムことウィスット・ポンニミットが彼らのPV作ったりということで知られている・・・はず。あと彼らの4thアルバムにはZAKさんやショーンレノン、大野由美子さん、本田ユカさんなども参加しています。手前味噌ですが、SOI MUSICフェスに出演したり、横トリでライブやったり、遠藤治朗やWITが彼らのコンサートの演出やったり・・・といろいろSOIとは縁深いバンドです。(ちなみに、今回はSOIは主催ではなく、協力。)
MDの魅力は、ばしっとした箱でばしっとストレートに見るのが一番・・・。実は最近の日本でのライブはアコースティックセットや演出がこっているセットが多かった彼ら。ばしっとライブハウスでストレートにやるのは2003年の恵比寿みるく以来?
MDの魅力だけでなく、「タイは現場が一番おもしろいねえ」と方々で言われるタイの魅力もわかっていただけることうけあいなこの一晩。フィッシュマンズを通じてMDのこと知った方も、元々MDファンの方も、ぜひぜひ遊びにお越しください。
ちなみにメンバーが付けたらしいイベントタイトル・・・「SAA-BAI-DEE-MAI」は、「元気?」みたいな意味です。「お元気ですか?東京ライブ」ってところでしょうか。
以下情報です。
SINGHA PRESENTS
MODERNDOG “SAA-BAI-DEE-MAI” LIVE IN TOKYO
日時:2007年5月15日(火曜日)
Door Open: 6.00PM Event Starts: 6.30PMShow Starts:7.30PM
場所:渋谷 エッグマン
〒150-0041東京都渋谷区神南1-6-8 B1
03-3496-1561
入場料:前売2,500円 当日 3,000円
前売・当日券ともに+1ドリンク必要
チケット予約:
エッグマン予約受付 http://www.eggman.jp/
エッグマン店頭前売 15:00-20:00
CNプレイガイド http://www.cnplayguide.com
ローソンチケット http://www2.lawsonticket.com (コード:36162)
お問合せ: megKon (md_show_japan@yahoo.co.jp)
SINGHA PRESENTS
MODERNDOG “SAA-BAI-DEE-MAI” LIVE IN TOKYO
Date:May 15, 2007 (Tuesday)
Door Open:6.00PM /Event Starts:6.30PM /Show Starts:7.30PM
Venue: shibuya eggman
B1, Jinnan 1-6-8, Shibuya-Ku, Tokyo 150-0041
Phone 03-3496-1561
Admission:
Advanced Purchase JPY 2,500 /@Door JPY 3,000
+1 drink order required
Ticket Purchase:
eggman HP http://www.eggman.jp/english/index.html
eggman ticketing office 15:00-20:00
CN Playguide http://www.cnplayguide.com
Lawson Ticket http://www2.lawsonticket.com/ (Code:36162)
Inquiries: megKon (md_show_japan@yahoo.co.jp)

Show Me Thai


Show Me Thai ~みてみ☆タイ~東京都現代美術館(MOT)
タイの近代~現代のアートが集うエキシビションです。参加作家はなんと81名。日本人作家も参加しますよ~~。SOI MUSICは・・・制作を担当しています。今回タイ人が中心に動いているんですが、面白いこと(大変なこと)満載で制作進行中です。タイ人って偉大だなあと再確認しまくりです。そしてそんな我々に付き合ってお手伝いいただいている方々みなさんがタイへの愛情(?)もっていて、すばらしいなあと感謝の毎日です。
さて、SOI関連作家でいうと、ウィットやアピチャッポン、ウィスット、なども参加しますよ。5月20日にはウィスットのライブイベントもあります。ちょっと遅れているカタログ(4月末発売予定)はタイアートの歴史がわかるテキストやプラープダー・ユンも参加の年表もつく予定です。豪華でしょ?豪華なんですが、それ以外の作家もかなり豪華なんですよー。
展示自体はなんと無料!日タイ修好120周年のおかげですね~~。

6年目のFAT FES

やってきました、FAT FES。毎年、新しい出会いと、驚きと、混乱を届けてくれるタイ随一のロックフェスティバル。来週末、11月11日、12日開催です。
fat
(公式HPはこちら。スケジュールやアクセス、会場構成があります)
http://www.thisisclick.com/1045/fatfestival6/1045ff6.html
今年は日本から参戦のloves.をSOIで(?)非公式(?)応援中。そしてなんだか当人達も分かってないけど、SOIもブースも出展予定。初ブース!
SOIのブースはこの会場構成図
この辺↓。なんか特等席っぽくないすか?
ソイのブース
ちなみにこの会場構成、我らがWITさんがディレクション。迷路のようで面白そう。WITさんは今回からFATFESに関わりだしていて、今回は総合アートディレクター的なポジション(たぶん)。WITさんが入って演出関係がたのしくなっているのに超期待。SOI MUSICの遠藤もどこかで照明やるはず(たぶん)。
あとトピックとしてはSOIでお世話になってますYMCKがJUNE BEAR-GARDENとコラボするという噂やら楽しい話もチラホラ。YMCKは去年の大雨の奇跡のライブが非常に懐かしい連続出場。
あと、どれみていいかわからない方にSOI的なおすすめな、というか見たいバンドリスト。ご参考までに・・・。
KAI-JO BROTHERS、SKALAXY、PANDA RECORDS、STYLISH NONSENSE、JOEY BOY、 SALIVA BASTARDS、SLUR、 GOOSE、PENGUIN VILLA AND JJ、GROOVY AIRLINE & PIZZA WATAKA、PARADOX、FUTON、DESKTOP ERROR、T-BORN。(あとスケジュールにはないけど、どこかでmoderndogのライブがあるのが毎年のお約束。)
さて、SOIのブースですが、T-SHIRTSとか販売する模様。とりあえずSOIの木村とCliquetparのBANGG君が(見たいライブの合間に)もてなしをする予定です。日本からおいでの皆様、休憩所的にお立ち寄りくださいませ・・・。
毎年毎年、文字通り想定外の大混乱なFATだけれども今年もたのしみです。タイムテーブルは当てにならないので、現場主義で行くと良いかと!