“Khorborg” by Wit Pimkanchanapong
バンコクで今一番話題のビジュアルアーティストと言えば、この人ウィット。
フォトスティッカーマシーンのアニメーションPVで一躍有名になり、その後もレーベル「ホアラムポーンリディム」のPV・HP制作やVJなどを担当。音楽を視覚化できる映像作家として、多くのイベントやクリエイターに起用される。
圧巻だったのは2004年1月、バンコクのインディーズ専門ラジオ局ファットレディオ主宰のファットオールスターズ。10枚の大型スクリーンを横に並べ、10台のマックで制御し、10枚のスクリーンを時には1枚に、時には8枚として使う映像に会場の6000人は大いに沸いた。(実はソイミュージックいいだしっぺの遠藤治朗がコラボレーターでステージデザイン担当)
photo by jiro endo
高級ブランド、大手レコード会社から、頑固なインディーズレーベルまでと幅広いクライアントを持つ理由はそのアイディアの面白さ。シンプルなアイディアで複雑な映像を生み出す(或いは逆で、変なアイディアをシンプルな映像に落とし込む。)ウィットの作品には一見共通する作風はないが、じっくり見れば「これはウィットの作品」とわかる一貫した何かを感じる。
そのアイディアを視覚化する能力の高さからか、ウィットはファインアートカテゴリーに属するような作品をも制作する。地図のシリーズ、スティルアニメーション・・・。
2004年のソイミュージック、
バンコクではエキシビションのアートディレクションとライブの映像、東京では29日スーパーデラックスで映像のパフォーマンスを行う予定。
“Kradangnga” by Wit Pimkanchanapong
Wit Pimkanchanapong ウィット・ピムカンチャナポン
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