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FUTON meets BRUTUS

BRUTUS 2005/1/15号で菊地成孔さんがFUTONとSOI MUSICについて言及しています。
*BOOM BOOK2005「知っておくべき2005年キーワード解説」
「肉食性で野蛮」だけど「飛び切りチャーミングでハッピー」っていうのはFUTONにぴったりな言葉だと思うなあ。
Futon1000
FUTONの1000枚限定プレ・アルバム(?)「FUTON1000」。直球なタイトル!内容は・・・まっとうにカッコいい音楽です。もうバンコック・ゲイ・エレクラなんて言葉いらないなー。MOMOがタイ語で歌う「HIGH」は優しい高揚感がある名曲。

prabda yoon「バーラミー」@新潮

新潮の2005年1月号。
バンコクの作家プラープダー・ユンの短編小説が掲載されています。タイトルは「バーラミー」。意味は「七光り」。タイ語を直訳したタイトルは「父の七光り」。
prabda_nanahikari
内容は言ってしまうと面白くないので書きませんが、バンコク2大英字紙「NATION」の主幹を父親に持ち(良くも悪くも)、今のバンコクを生きているプラープダーさんしか書けない話です。
これにはちょっとびっくりしました。
どれくらいビックリしたかというと、マンガ家のウィスット君の作るアニメ・マンガ・イラストが毎回毎回魔法のような新鮮な感動をしらっと届けてくれる瞬間、そして映像作家のウィットさんがコーネリアスのエキシビションですばらしいデコレーションをしたのと(そして事情によって、それをいとも簡単に破棄してしまった!)、それにSOIミュージックのVJで魔法のような時間を作り出していた時、そんな時に圧倒的な才能を感じるのと似ている。読みはじめたら刺激的すぎて止まらなかった(比べるものがバンコクのカルチャーばかりでもうしわけないけど)。
プラープダーさんの映画の仕事「地球で最後のふたり」も面白いと思ったし、Eyescream誌でのコラムも毎号面白い。彼の音楽仕事「buahima」も、デザインワークも、編集仕事も素敵だなーと思っていた。インタヴューでの切れのよい的確な受け答えもすごく魅力的だった(偉そうですみません。。。)。けどこれを読んだら圧倒的。すごく刺激的。僕は今までなんでもっと夢中になってなかったのかと後悔するばかりです。がんばってタイ語で読めよっていう話。
彼はこの才能と周りの状況が自分にしか降って来ないことを良く分かっているし、それをこんな風に書きだしてしまう彼は恐いぐらい。
こんなすごい作品を訳して掲載まで漕ぎ着けた東京外語大の宇戸教授は、あきらかにプラープダーの魅力にやられている。プラープダーの本当の凄さにやられてる日本人のごく一部。そしてこの作品を掲載した新潮の編集者はこの作品を読んでびっくりしたと思う。新潮のこの号は「アジア文学」特集。それでたまたまこの作品に出会ったと思うんだけど、この作品はそんなものとは関係ないと編集者もきっとわかってしまったと思う。(またまた偉そうですみません!!)
この作品は、バンコクに行ったことない人でも、プラープダーという人間を良く知れる&90年代後半からのバンコクの事情をしれる素晴らしいガイドブックでもある。言ってみれば岡崎京子の「東京ガールズブラボー」?違うかな。
まだ、新潮は本屋に並んでいると思うので、この僕の文章を読んだ少しでも多くの人が彼の「バーラミー」を読んでくれたらと思います。
プラープダーがキュレーションを行った現在開催中のエキシビション「Have we met?」
http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/news/0410/10-09.html
プラープダー自身が始めたばかりの出版社「タイフーン」
http://typhoonbooks.com

ウィスット・ポンニミットの顔をあらう

ソイミュージックのレポートもまだなのに(おそっ!)お知らせすみません!!
12月4日にタイ人漫画家・アニメーション作家・ミュージシャンのウィスット・ポンニミットのイベントを円盤高円寺で行います。タイトルは題して「顔をあらう」。ウィスット君が「顔をあらう」アニメーションを作るというテーマでこのタイトルになりました。が目下製作中で間に合うのか非常に微妙!
その他、hesheitのアニメーション、アニメ+ライブ、ドローイングなどなどてんこ盛り内容+お客さんと近い距離でアットホームで濃いウィスットワンマン約3時間になる予定です。
kao wo arau
「顔をあらう」男の子
予約受け付けてます。が結構予約埋まってきました。席に座りたい方、確実に入りたい方。お早めにご予約どうぞー。
soi@guesthouse-tokyo.com
までメールください。
(予約締め切りました:12月1日追記)
以下詳細です。
SOI presents
ウィスット・ポンニミットの「顔をあらう」/Wisut Ponnimit’s “KAO WO ARAU”
2004年12月4日(土)/04.DEC.2004
会場:高円寺円盤/Enban,Koenji
料金:¥1,800(inc1drink)
   
「ウィスット・ポンニミット」
バンコクのカルチャーシーンで大活躍のマンガ家&アニメーション作家&ミュージシャン。妙にカルトなテイストから胸キュンで涙ほろりな話までと日本にいそうでいなかった、というかむしろありえなかった作家が常夏バンコクから登場!!現在日本在住!ドラゴンボール、キン肉マン、キャプテン翼、あだち充に手塚治虫、ピンクパンサーにウォルト・ディズニー(初期)。日本語わからなくてもファミコンロープレやってた熱いパッションの裏から他人事とは思えないバックグラウンドが見え隠れ、だけど味は超新鮮。渋谷uplink factoryや大阪grafmedia gmなどのイベントを経てちょびっとずつ熱狂的ファン増加中!バンコクからはsmallroom、プラープダー・ユン、モダンドッグetcなど今をときめくクエイエイター陣から厚い信頼。日本からもテニスコーツ、グラフクルー、kiiiiiiiiなどから熱いラブコール。
「顔をあらう」
今回は、代表作「hesheit(ヒー・シー・イット)」から新作「everybodyeverything」のアニメーションまで一挙公開!演奏もドローイングもあり。マンガも買える!日本で一番ウィスットを売る店・円盤での満を持してのワンマンナイト。オール・アバウト・ウィスット・ポンニミット!イベントタイトルは「顔をあらう」!!遊びきてねー。
◇関連URL
顔をあらう
http://izumo.cool.ne.jp/kluai/kaoarau.htm
enban
http://www.enban.org/
soi
http://soi.jugem.cc/
◇information&reservation:090-4671-9015(kimura)
soi@guesthouse-tokyo.com

SOI TOKYO REPORT LINKS

ソイミュージック東京関連の感想&記事リンクです。
○web記事
bounce.com(アジアン・ポップスへの道)小山田さん、菊地さん、シュガーさん、momo FUTONのコメントあり
FAR EAST SATELLITE第109回
菊地さんの日記 10.30
JAPAN TIMES 10.24
kiiiii blog 2004.11.16
スキャンダラス、今日(地を揺るがすロック、SOIの味が濃くなる、SOIとsugar)
APPLE CRUMBLE RECORD indie pop noodle vol.8-10
QUIETSTAR10.31
エスロピⅡ 10.31
blog.ishib.com 10.31
bulb of bubbles 11.1
B-style 11.02
yamamotomakico.com 日記
avc. 10.31
日々の凧揚げ通信10.31
DJ子供くんの日記 11.03
日々是決戦・親身の指導 10.30-11.02
kitten magazine 10.31
ALL ABOUTレディスのアバウトな日々 11.01
まぐら日記 11.09
よしもとばなな日記 10.29
OOPS!掲示板「かつてOP5と呼ばれていた人達のスレ vol.2」 1101
JET SET RECORD Cliquetpar info
John Zorn’s COBRA 横浜作戦—–須藤俊明部隊—– cliquepar参加
○オンラインラジオ
LOVE FM ASIAN NEW STANDARD 10.31
FUTONが日本のラジオに出演。インタヴューがオンラインでストリーミングできます。
kiiiiiiiが語るバンコクラジオ(cliquetpar、bear-garden、futonが聞ける)
>part1 >part2
○雑誌
TV bros「11.27→12.10号」
『ソイ・ミュージック・フェスティバル』二都物語
川勝正幸氏によるタイ・カルチャー最前線レポートです。なんとゴジラが表紙です!(ぜんぜん関係ない)
Eyescream
Barfout! も・・・。

Report from Far East Satellite

木村・遠藤が出演したラジオ番組「FAR EAST SATELLITE」のスタッフが3日間のものすごく詳しいレポートを書いてくれました。ありがとーございます。
http://www.five-d.co.jp/fer/new/index.html
「続いてDeath of a sales man。見た目がもんのすごくたよりな~い5人組(とくにギター2人は中学生のバンドかと見まごうほどの雰囲気が頼りねーの! ボーカルは黒ぶちメガネ)にもかかわらず、音は分厚い、というかものすごい安定感&グルーブ感!」
ここんところが面白い(笑)、けどホントに頼りないんですよねデスオブセールスマン。
この番組のスタッフ2人は急遽、今週末6日7日バンコクで開催のFAT FESTIVALに来るそう。ファットフェスは一言で言うとフジロックとコミケが合わさったようなイベントです。会場は何故か競馬場・・・・。

REPORT SOI TOKYO 1

東京のソイミュージックのレポートを行っていきたいと思います。日本のバンド2つ、タイのミュージシャン10チーム、写真家1人、編集者1人、漫画家1人、映像作家2人、ただ遊びに来たパーティーアニマル1名と総計40人弱のタイ人・・・・。収集つかないかなーと思いきや、皆それぞれのやり方で東京楽しんでかえりました。帰ったら日本語勉強すると2名のゲイは言っておりました。そんなによかったか日本男は・・・・。
では1日目スーパーデラックス。出演順に
Wisut Ponnimit
Konkrit featuring Apartment khun par
Wit+hanumand+apartment khun par
Saliva Bastards
辻川幸一郎作品上映
一発目はウィスット・ポンニミット
まんごーちゃん
「マンゴーちゃんと犬」
この日はスライドアニメと4こまアニメーションにウィスットがピアノで音をつけます。「貯金箱」「部屋」「ボクサー」「ボールを投げる」の4作品。
特に圧巻だったのは「ボールを投げる」。マンゴーちゃんと犬が4つの部屋で奮闘するかわいい話ですが、後半にあっと驚く展開が・・・。初めて見たときは正直鳥肌が立ちました。4つのプロジェクターひとつひとつが、ひとつの「コマ」になりキャラクターやストーリーが「コマ」間を移動していく発想はとってもユニーク。12月4日には高円寺円盤でソロイベントもありますのでぜひご来場ください。
wisut
「調律がめちゃめちゃなピアノを弾くウィスット」
次はコンクリット君。バンコクでドメスティックブランドやセレブ系雑誌(?)でひっぱりだこの若手NO.1写真家です。この日はちょっと硬派目な彼の写真観をスライドショー。アパートメントクンパーの2人が、ベルベッツ風味な音楽を後ろで演奏します。コンクリット君はソイミュージックのオフィシャル写真家として写真とりまくってくれたのでそちらも楽しみ。
konkrit
「コンクリット君(左)とFUTONのGENE&DAVID」
そしてwitバンド。
wisut
「4台のプロジェクターを8分割」
WITとhanumandとアパートメント・クン・パーのコラボレーションバンド。こればすごかった!!!!4台のプロジェクターのヴィジュアルが音楽を作っていきます。
まずはウィットさんが鐘を鳴らしスタート。360度のランドスケープと鐘の音響がゆらゆら不思議な世界。映し出すのは「バンコクの観光地」ですがなんだか変な感じ。
次にWITさんの「bbbaaanggggggkoooook」からバンコクの高架鉄道(BTS)の映像。8個分の画面に、ただ映像と音を0.5秒遅れの等間隔で流していくだけのシンプル発想ですが、出てくる表現はとっても新鮮。BTSの音響をhanumandがライブミックスし、アパートメントクンパーも追って音を加えます。
最後が衝撃の「お絵かきVJ」。ウィットのアシスタントのピー君がスクリーンいっぱいに絵をかいていきます。一見適当に書いている絵ですが、実は位置などは計算済み。そのライブドローイングに仕込み映像が重なり街が出来上がっていきます。観客は作品製作のプロセスを見るたのしみと、かわいらしいストーリーを楽しめたのでは。
「すごくシンプルな発想で変てこな枠組みを作れる」っていうのと「かわいらしさや感動」っていうのがちゃんと1つになってるっていうのがウィットさんのすばらしいところで、ほかの作品にも共通するんではーと僕は思います。
この日のアイディアは12月国際交流基金フォーラムで開かれるエキシビション「Have we met?」からのもの。ウィットの気合の入った作品楽しめるので、こちらもおたのしみにー。
wisut
「絵を描くペンの影が映る」
そして最後がsaliva bastards!!!!!!!!
バンコクの「ニューウェーブ」「新星」などと言われている(かもな)彼らですが、この日のパフォーマンスは最高。ペラペラギターにへなへなアクション。うううなんか応援したくなる感じ。こんなタイプのバンドバンコクにはなかったし、とってもグッドセンス。逆に洗練されてない今がとってもいい時期なのかもー。なんだろうスーパーデラックスのゆるーい雰囲気とベストマッチするバンドというか。皆笑顔になってしまいました。小山田さんもBD大野さんもニコニコ。
saliva bastards
「スライバ・バスターズの変てこアクション」
そして最後に辻川さんの作品上映。
EYEやスーパーカーの映像などみな釘付けになってました。なんとなくWITさんの作品に共通する何かが。どちらも発想魔王ですよきっと。
なおこの日に司会やDJをやってくれてのはDUDE/SWEETのNOTE君。彼の存在ひとつでパーティーが楽しくなる素敵なゲイパーティーアニマルです。
note DUDE/SWEET
「ノート君fromDUDE/SWEET」
以上1日目終了!ながっ!!
am-chan
遊びに来てた女の子。かわいー

ご来場ありがとうございました・告知

29日から31日までの3日間、ご来場本当にありがとうございました。
詳しいレポートはしばらくおまちください。
さて、とりいそぎ、3日文化の日祭日に、ソイミュージック30日に
出演した、cliquetpar、須藤俊明、すずえり、が出演する
イベントをご案内させてください。
2004.11/3(wed) @ CLUB24YOKOHAMA
John Zorn’s COBRA 横浜作戦 「須藤俊明部隊」
出演予定
須藤俊明(MACHINE AND THE SYNERGETIC NUTS):ドラム
アガタ(MELT-BANANA):ギター
タケウチカズタケ(SUIKA):キーボード
関口大介(バトルホーク):ボイス
すずえり(ときめきサイエンス、Lakeside++):ボイス
cliquetpar(from Bangkok、SO::ON)コンピューター
L?K?O:ターンテーブル
夘木英治:ドラムス
佐藤朗(dbpq):キーボード
Kelly Churko(OVERSIGHT、JUGEM):ギター
プロンプター:巻上公一
開場18:30開演19:00前売¥2500当日¥2800+ドリンク代¥600
問:045-252-4120 http://www.club24yokohama.jp

モダンドッグ&本田ゆかさん&ショーンレノン&BD

31日(日)のソイミュージック。
タイのロックバンド、モダンドッグのPODさんが飛び入りでちょびっと参加します。ニューアルバムの曲を披露します。
今回は他のメンバーはバンコク。
というわけで新曲のプロデュースをした
バッファロードーターの大野さんとの共演です。
さらにスペシャルゲストで、
元チボマットの本田ゆかさんとショーン・レノンも参加するかも。。。
ゆかさんはモダンドッグのアルバムのプロデューサーなのです。
100%と言い切れないですが、ほぼ決定なので
ショーン・レノンやゆかさんの
ファンの方もおたのしみにー。

Fantastic Plastic Machine @ Fat Festival

fat festival 4
バンコクの音楽フェスティバルの先駆けとして既に4回目を数える「ファットフェスティバル」。
今年も11月6日7日の2日間にわたって開催されます。
インディーズ専門のラジオ局「ファットレディオ」主催のイベントでバンコクの音楽・映画・本の3ジャンルの面白ろどころを網羅。去年の動員は10万とも20万とも言われる都市伝説になっています。
映画上映、4~5のステージで100アクト以上のライブ、本や雑誌やCDの即売・・・などなど、この2日間に遊びに来ればその年のバンコクカルチャーの動向が見て取れると言ってもいいかも。さらに、さっきまでライブやってたあのミュージシャンが、自分のブースで手売りでCD売ってる!だもんで人気ミュージシャンのブースの前はものすごい人だかり。CD売れに売れます。恐らくタイで一番CDが売れる日・・・。なので各音楽レーベルの新譜リリースがこの日に集中してしまったりするのが最近のバンコクらしいです。
そう、乱暴に言ってしまうと「フジロック+コミケ」みたいなイベントなのです。
ちなみに今までの会場ですが、
2001年 廃工場
2002年 デパートの1フロア
2003年 遊園地
で今年がなんと、「競馬場」・・・。バンコクの西側王宮エリア手前の競馬場にステージを4つもつくりイベントを行います。
Fat Fes 4 map
ちず
で2004年の目玉が日本のバンド。計4バンド出演します。
Fantastic Plastic Machine
Shuubi
CAFA
NITT
で特にバンコクで注目されてるのがFantastic Plastic Machine。バンコクからの長年のラブコールの末、念願のバンコク公演となるこの舞台。並びはMR.Z、FUTON、FPMと来ての大トリ(7日)。噂によると2ステージ分ぶち抜いての大ステージとなるとか・・・。バンコクっ子大盛り上がりだろうなあ。
知ってると思いますが、最後に
田中知之さん (Fantastic Plastic Machine)のプロフィール。
DJ/プロデューサーとして国内外で活躍。ダンスミュージックに自身のルーツを散り
ばめた、独自の音楽スタイルがワールドワイドに支持されている。豊富なキャリアと
抜群のセンスを誇るDJとしても勿論、その活動は今や世界のクリエイターの注目する
ところである。オリジナルアルバムを4枚発売する他、リミキサーとしては
Earth,Wind & Fire、James Brown、浜崎あゆみ、Dragon Ash、ケツメイシ等を手がけ
る。また、TOKYO FM他全国38局ネットにて「MOTHER MUSIC RECORDS ~ Sound
Concierge」(毎週火曜日22時~)のパーソナリティを務める。2004年に立ち上げた
DJ-MIXシリーズ『Sound Concierge』の第2弾「#403 Air-conditioning」「#404
Electric Carnival」がcutting edgeより絶賛発売中。2005年には同シリーズの続編
のほか、待望の5thアルバムも発売予定。
http://www.fpmnet.com