REPORT SOI TOKYO 1

東京のソイミュージックのレポートを行っていきたいと思います。日本のバンド2つ、タイのミュージシャン10チーム、写真家1人、編集者1人、漫画家1人、映像作家2人、ただ遊びに来たパーティーアニマル1名と総計40人弱のタイ人・・・・。収集つかないかなーと思いきや、皆それぞれのやり方で東京楽しんでかえりました。帰ったら日本語勉強すると2名のゲイは言っておりました。そんなによかったか日本男は・・・・。
では1日目スーパーデラックス。出演順に
Wisut Ponnimit
Konkrit featuring Apartment khun par
Wit+hanumand+apartment khun par
Saliva Bastards
辻川幸一郎作品上映
一発目はウィスット・ポンニミット
まんごーちゃん
「マンゴーちゃんと犬」
この日はスライドアニメと4こまアニメーションにウィスットがピアノで音をつけます。「貯金箱」「部屋」「ボクサー」「ボールを投げる」の4作品。
特に圧巻だったのは「ボールを投げる」。マンゴーちゃんと犬が4つの部屋で奮闘するかわいい話ですが、後半にあっと驚く展開が・・・。初めて見たときは正直鳥肌が立ちました。4つのプロジェクターひとつひとつが、ひとつの「コマ」になりキャラクターやストーリーが「コマ」間を移動していく発想はとってもユニーク。12月4日には高円寺円盤でソロイベントもありますのでぜひご来場ください。
wisut
「調律がめちゃめちゃなピアノを弾くウィスット」
次はコンクリット君。バンコクでドメスティックブランドやセレブ系雑誌(?)でひっぱりだこの若手NO.1写真家です。この日はちょっと硬派目な彼の写真観をスライドショー。アパートメントクンパーの2人が、ベルベッツ風味な音楽を後ろで演奏します。コンクリット君はソイミュージックのオフィシャル写真家として写真とりまくってくれたのでそちらも楽しみ。
konkrit
「コンクリット君(左)とFUTONのGENE&DAVID」
そしてwitバンド。
wisut
「4台のプロジェクターを8分割」
WITとhanumandとアパートメント・クン・パーのコラボレーションバンド。こればすごかった!!!!4台のプロジェクターのヴィジュアルが音楽を作っていきます。
まずはウィットさんが鐘を鳴らしスタート。360度のランドスケープと鐘の音響がゆらゆら不思議な世界。映し出すのは「バンコクの観光地」ですがなんだか変な感じ。
次にWITさんの「bbbaaanggggggkoooook」からバンコクの高架鉄道(BTS)の映像。8個分の画面に、ただ映像と音を0.5秒遅れの等間隔で流していくだけのシンプル発想ですが、出てくる表現はとっても新鮮。BTSの音響をhanumandがライブミックスし、アパートメントクンパーも追って音を加えます。
最後が衝撃の「お絵かきVJ」。ウィットのアシスタントのピー君がスクリーンいっぱいに絵をかいていきます。一見適当に書いている絵ですが、実は位置などは計算済み。そのライブドローイングに仕込み映像が重なり街が出来上がっていきます。観客は作品製作のプロセスを見るたのしみと、かわいらしいストーリーを楽しめたのでは。
「すごくシンプルな発想で変てこな枠組みを作れる」っていうのと「かわいらしさや感動」っていうのがちゃんと1つになってるっていうのがウィットさんのすばらしいところで、ほかの作品にも共通するんではーと僕は思います。
この日のアイディアは12月国際交流基金フォーラムで開かれるエキシビション「Have we met?」からのもの。ウィットの気合の入った作品楽しめるので、こちらもおたのしみにー。
wisut
「絵を描くペンの影が映る」
そして最後がsaliva bastards!!!!!!!!
バンコクの「ニューウェーブ」「新星」などと言われている(かもな)彼らですが、この日のパフォーマンスは最高。ペラペラギターにへなへなアクション。うううなんか応援したくなる感じ。こんなタイプのバンドバンコクにはなかったし、とってもグッドセンス。逆に洗練されてない今がとってもいい時期なのかもー。なんだろうスーパーデラックスのゆるーい雰囲気とベストマッチするバンドというか。皆笑顔になってしまいました。小山田さんもBD大野さんもニコニコ。
saliva bastards
「スライバ・バスターズの変てこアクション」
そして最後に辻川さんの作品上映。
EYEやスーパーカーの映像などみな釘付けになってました。なんとなくWITさんの作品に共通する何かが。どちらも発想魔王ですよきっと。
なおこの日に司会やDJをやってくれてのはDUDE/SWEETのNOTE君。彼の存在ひとつでパーティーが楽しくなる素敵なゲイパーティーアニマルです。
note DUDE/SWEET
「ノート君fromDUDE/SWEET」
以上1日目終了!ながっ!!
am-chan
遊びに来てた女の子。かわいー

ご来場ありがとうございました・告知

29日から31日までの3日間、ご来場本当にありがとうございました。
詳しいレポートはしばらくおまちください。
さて、とりいそぎ、3日文化の日祭日に、ソイミュージック30日に
出演した、cliquetpar、須藤俊明、すずえり、が出演する
イベントをご案内させてください。
2004.11/3(wed) @ CLUB24YOKOHAMA
John Zorn’s COBRA 横浜作戦 「須藤俊明部隊」
出演予定
須藤俊明(MACHINE AND THE SYNERGETIC NUTS):ドラム
アガタ(MELT-BANANA):ギター
タケウチカズタケ(SUIKA):キーボード
関口大介(バトルホーク):ボイス
すずえり(ときめきサイエンス、Lakeside++):ボイス
cliquetpar(from Bangkok、SO::ON)コンピューター
L?K?O:ターンテーブル
夘木英治:ドラムス
佐藤朗(dbpq):キーボード
Kelly Churko(OVERSIGHT、JUGEM):ギター
プロンプター:巻上公一
開場18:30開演19:00前売¥2500当日¥2800+ドリンク代¥600
問:045-252-4120 http://www.club24yokohama.jp

モダンドッグ&本田ゆかさん&ショーンレノン&BD

31日(日)のソイミュージック。
タイのロックバンド、モダンドッグのPODさんが飛び入りでちょびっと参加します。ニューアルバムの曲を披露します。
今回は他のメンバーはバンコク。
というわけで新曲のプロデュースをした
バッファロードーターの大野さんとの共演です。
さらにスペシャルゲストで、
元チボマットの本田ゆかさんとショーン・レノンも参加するかも。。。
ゆかさんはモダンドッグのアルバムのプロデューサーなのです。
100%と言い切れないですが、ほぼ決定なので
ショーン・レノンやゆかさんの
ファンの方もおたのしみにー。

Fantastic Plastic Machine @ Fat Festival

fat festival 4
バンコクの音楽フェスティバルの先駆けとして既に4回目を数える「ファットフェスティバル」。
今年も11月6日7日の2日間にわたって開催されます。
インディーズ専門のラジオ局「ファットレディオ」主催のイベントでバンコクの音楽・映画・本の3ジャンルの面白ろどころを網羅。去年の動員は10万とも20万とも言われる都市伝説になっています。
映画上映、4~5のステージで100アクト以上のライブ、本や雑誌やCDの即売・・・などなど、この2日間に遊びに来ればその年のバンコクカルチャーの動向が見て取れると言ってもいいかも。さらに、さっきまでライブやってたあのミュージシャンが、自分のブースで手売りでCD売ってる!だもんで人気ミュージシャンのブースの前はものすごい人だかり。CD売れに売れます。恐らくタイで一番CDが売れる日・・・。なので各音楽レーベルの新譜リリースがこの日に集中してしまったりするのが最近のバンコクらしいです。
そう、乱暴に言ってしまうと「フジロック+コミケ」みたいなイベントなのです。
ちなみに今までの会場ですが、
2001年 廃工場
2002年 デパートの1フロア
2003年 遊園地
で今年がなんと、「競馬場」・・・。バンコクの西側王宮エリア手前の競馬場にステージを4つもつくりイベントを行います。
Fat Fes 4 map
ちず
で2004年の目玉が日本のバンド。計4バンド出演します。
Fantastic Plastic Machine
Shuubi
CAFA
NITT
で特にバンコクで注目されてるのがFantastic Plastic Machine。バンコクからの長年のラブコールの末、念願のバンコク公演となるこの舞台。並びはMR.Z、FUTON、FPMと来ての大トリ(7日)。噂によると2ステージ分ぶち抜いての大ステージとなるとか・・・。バンコクっ子大盛り上がりだろうなあ。
知ってると思いますが、最後に
田中知之さん (Fantastic Plastic Machine)のプロフィール。
DJ/プロデューサーとして国内外で活躍。ダンスミュージックに自身のルーツを散り
ばめた、独自の音楽スタイルがワールドワイドに支持されている。豊富なキャリアと
抜群のセンスを誇るDJとしても勿論、その活動は今や世界のクリエイターの注目する
ところである。オリジナルアルバムを4枚発売する他、リミキサーとしては
Earth,Wind & Fire、James Brown、浜崎あゆみ、Dragon Ash、ケツメイシ等を手がけ
る。また、TOKYO FM他全国38局ネットにて「MOTHER MUSIC RECORDS ~ Sound
Concierge」(毎週火曜日22時~)のパーソナリティを務める。2004年に立ち上げた
DJ-MIXシリーズ『Sound Concierge』の第2弾「#403 Air-conditioning」「#404
Electric Carnival」がcutting edgeより絶賛発売中。2005年には同シリーズの続編
のほか、待望の5thアルバムも発売予定。
http://www.fpmnet.com

Asia youth culture at NHK-FM 31th OCT.

10月31日(日)
FM後11・10~前0・45
ナビゲーター:川勝正幸
浅野忠信 一青窈 コーネリアス 菊地成孔 ほか
*タイからはプラープダー・ユン、POD(fromモダンドッグ)、RUNG(smallroomディレクター)、A DAY編集長など(こちらはSOI木村情報なので未確認ですが、、、)
以下NHK主な番組紹介より
アジア・ユースカルチャー最前線  
  後11・10~深夜0・45  
 これまで、日本を含むアジアのクリエイターたちは欧米のエンターテイメント文化に多大な影響を受けながら、自国向けに加工して作品を発表するというパターンが創作の主流であった。しかしここ数年、アジア人同士のコラボレーションが活発、且つレベルの高い作品が数多く生み出され、アジア娯楽文化独立の気運が高まりつつある。
 番組ではそうした動きにスポットをあて、「映画」「音楽」「ファッション」という3つの分野からキーパーソンをピックアップ。それぞれの目から見た“アジアにおける若者文化の現在と未来”を紹介・展望していく。
 ナビゲーター役に迎えるのは、タイ人が監督した「地球で最後のふたり」と、台湾の巨匠ホウ・シャオシェン監督の「珈琲時光」に主演した浅野忠信、そして「珈琲時光」で浅野と共演した一青窈。9月にバンコクで開かれたアジアのミュージシャンによる音楽フェスティバル「ソイ・ミュージック・フェスティバル」でメインアクトを務めたコーネリアスのほか、ミュージックシーンからは菊地成孔(きくち なるよし)やミルクマン斉藤など。アジア若者文化の“今”を大いに語ってもらい、アメリカ圏、ユーロ圏に続くアジア圏がまさに確立しようとしているユースカルチャーの状況を発信する。
ていうか面白そうなんだけどソイミュージックの思いっきり裏なので録音推奨です・・・。イベント来て、帰ってこれを聴くと2倍たのしーはず!!!
そしてSOIの木村・遠藤出演のファーイーストサテライトの予告編がwebで聴けます。たいしたことはないんですが。。。
ModernDog@Tokyo_2003
モダンドッグ、2003年代々木公園にて。す、すごい勢い。

Saliva Bastards

Saliva Bastards。スライヴァ・バスターズと読む(らしい)。10月29日スーパーデラックス出演。。
ソイミュージックBKK開催時、バンコクでもまだ誰も知らなかったバンド。CDリリースなし、初ライブ、バンド結成3ヶ月。
PEK君とGENE君がリーダー。ともに22歳ぐらい。
PEK君はアメリカ留学中(なのにタイにいる)、GENE君は映画俳優で「シチズン・ドッグ」という映画の主演男優。
「citizen dog」は「怪盗ブラックタイガー」で有名なウィシット監督の次回作。ウィシット監督の奥さんが書いた原作は一部で話題になりましたよ!去年の今頃。
black tiger
「怪盗ブラックタイガー」こと「ファータライ・ジョーン」
そんな映画俳優もいることもあり、ソイミュージック出演後はDUDE/SWEETをはじめバンコクのパーティーに引っ張りだこ。
実はバンコクでのパフォーマンスは賛否両論(賛:否=2:8)。「ふざけるな!」という人から「いや~~最高」という人まで。よく言うとニューウェーブ(風)、悪く言うと「どシロウト」「へたくそ」。でもでも、そんな上手とか下手くそとかどうでもいいじゃんねーと思わせる、微妙にタイ風メロディがきらりと未来を感じさせます(たぶん)。敢えて、敢えて言えばBangkok meets shaggs?ただでさえゆるーーいバンコクなのに、さらにとんでもないことになってます。
ちなみにソイミュージックの主催者2人は彼らのこと大好きです。
pek & gene from Saliva Bastards
photo by masaaki kaneko

ZAKさん

バンコクのソイミュージックでモダンドッグのライブPAをやっていただいた
ZAKさん
ZAKYUMIKO(ZAKさんとバッファロードーターの大野さんのユニット)というユニットでバンコクでライブもやってもらいました。
*スーパーフラットの時のインタヴュー記事
*バンコクの模様
そのZAKさんですが、ソイミュージック東京3日間でも音響を担当してくださることになりましたー。いえーい。
ZAKさんはフィッシュマンズやバッファロードーのレコーディングやプロデュースを手がけるサウンドエンジニア。タイのサウンドエンジニアはいまいち・・・という噂があるだけにタイのミュージシャンも楽しみにしています。
ちなみにZAKさん、タイのオルタナヒーロー、モダンドッグのアルバムの数曲をミックス&プロデュース。さらに大野さんがムーグで参加した今までにないモダンドッグの作品になってますよ。新アルバムは11月19日発売(でしょう、、たぶん、、、タイだけに遅れるかも・・・)。タイトルは「Dedson(sunshine)」トータルプロデュースはモグワイやベルセバもやったトニー・グーガン。チボマットの本田ゆかさん(!)もプロデュースに参加。さらにスペシャルなミュージシャンも参加予定とか・・・。めちゃめちゃ待ちどおしいです。
モダンドッグのunofficial site

パードン木村さん@ソイミュージック東京

ソイミュージック30日31日の2日間。パードン木村さんがDJで参加してくださることになりました。
bounce.comの記事「ニューフェイズ」
ソイミュージック出演やその他いろいろのタイのCDをミックスした音源を使ってのDJになる予定。
タイのミュージシャンの音源がどんなミックスされるかとても楽しみ・・・。
(ミュージックマインのHPの紹介文より)
「決して芸術ではなく、趣味で身を滅ぼしかねない危険な男,37歳。狂っているのか、ロマンティックなのか、馬鹿なのか。”最先端”,”流行”という言葉もいい加減虚しく響く昨今。ノホホン とスタイル とペースを崩さないで、今回も道楽スピリッツを全開!!」

「ウメタム」梅佳代とウィスット・ポンニミットのすばらしき世界」

フランスでタイ人マンガ家ウィスット・ポンニミットの二人展がひらかれている模様。
ウメタム「梅佳代とウィスット・ポンニミットのすばらしき世界」@ROOM, Paris
ゲストキュレーター:澤文也
http://www.home-room.org/archive/guest/003_ume_tum/
OYAJI
ウメタムの作品:おやじ? かわいい
オープニング当日はウィスット君はアニメーション上映&ライブを行ったようで、アニメはフランス人にも評判だったとのこと。マンガ本も日本語なのに売れたみたいです。
展覧会の模様&作品。
http://www.home-room.org/archive/guest/003_ume_tum/room/
ウメさんの写真かわいいですね。ウィスット君のマンガシリーズ「everybodyeverything」のキャラもかわいい。
ウメさん&タムくん
うめさん&たむ君(ウィスット君)
ウィスット君、10月29日(金)は4つのプロジェクターで4コマアニメをやる予定です。マンガも売りますよ。おたのしみにー。
まんごーちゃん