カテゴリー別アーカイブ: タイカルチャー・イベントニュース

Cliquetparの映像いろいろ

soi music 木村です( @kimurasoi )。

またまたのサマソニ強化月間!ということで、今回参加ミュージシャンCliquetpar(クリケットパール)の映像を紹介します。
CLIQUETPAR | LINEUP | SUMMER SONIC 2013 http://buff.ly/18OzT6g

この辺が一番最近のクリケットパールのプレイとなる、2年前のタイBigmountain music festival でのプレイ。



ドリアンステージという360度から音像がせまってくるという特殊実験ステージだったんですが、彼の久しぶりの出演を待ちに待った熱心なファンが彼の姿に見入っていたのを思い出します。(まあそんなにいないけどW)

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変なステージ(観客席)であまり観客席上に人があがれないwww
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さて、

そもそもCliquetparがでてきたのは、2001年のFat Festivalという音楽フェスでsmallroomのブースで彼が手売りしていたCDが最初。そのときの曲がこの曲「how pain can be so beauty」です。いやー、まだまだ野暮ったいタイの音楽シーンでこの独特な個性に射抜かれました。このときまだ彼は23歳ぐらいかな…。

クリケットパールはその後so::onレーベルを立ち上げて、コンピに参加したりしていたんですが、あまりバンコクでは表にでてこなくなってしまいました。その後childiscにいたすずえりさんとのユニットendjoyや、元メルトバナナでいまは事務オルークバンドで活躍中の須藤利之さんとのバンドをやったりどんどんプログレッシブで楽しい音楽を作っていきます。

IMG_6931これはすずえりさんとの共作のため変名ENDJOYの音源。悲鳴オーヴァードライブ異端というのはどちらかというと、すずえりさんのパフォーマンスの形容なのかな…。

そのあたりの頃の音源がこちら。分裂したビートときれいなメロディーのセンスは独特ですよね。日本人が考える「タイ」とか「東南アジア」とかステレオタイプなイメージではなく、構造がワイルドだけどセンスが小綺麗なところは、真の意味で現代のタイで生まれてきた音楽だなーと感じます。日本のこと大好きなところとかもバンコクっ子っぽい。

このin the eveningのセンチメンタルな感じたまらないですね。

最後に最近の曲のビデオを。CASCADE。

というわけで、8/10(土)はサマソニに集合☆彡
CLIQUETPAR | LINEUP | SUMMER SONIC 2013 http://buff.ly/18OzT6g

あと前日8/9(金)も都内でライブやるのでサマソニ面倒な人はぜひこちらへ☆彡

8/9Fri 月見ル君とアジアンディスコナイト☆「let it die」OORUTAICHI /
Jeong Cha Sik(Korea) /鬼の右腕 / Cliquetpar(クリケットパール)  « 青山 月見ル君想フ http://www.moonromantic.com/?p=15512

サマソニ2013出演のGene Kasiditの映像いろいろ

soi music 木村です( @kimurasoi )。

Gene Kasiditといえば、最近はなんといってもこの映像が話題です。バンコクのセレブたちというかGeneの友達ばかりがでてくるテンション高いPV。曲もとてもキャッチーでいいですね。

記事もかきました。
GENE KASIDITの新曲xoxoのミュージックビデオが話題 | soi music http://bit.ly/19siakz

とそんなgeneをサマーソニック出演を機に映像で振り返ってみましょう。

2003年、Futon始動時の伝説のフェスティバルライブ。

2003年のこのフェスティバルはバンコクの音楽シーンの盛り上がりを象徴するいいイベントだったんですけれど、そのときに鮮烈なライブを行って不動の地位を築いたのがFuton。そのボーカルがGeneだったんです。めっちゃパンクですよね。

Futon初期当時のシングルI wanna be your dog。gene若い。

こちらは中期のRich Baby。なんかだんだん力が付いて来てる感じがわかります。

2005年頃のライブ。2005年はFutonが一番かっこよかった年とも当時ファンの間では言われる年です。その年のロンドン公演ですね。この年のバンコクのフェスの大雨のライブは伝説になりました。


こちらは2005年の横浜。野宮真貴さんもゲストできてくれました。

Futonは残念ながらその後2007-8年頃かな?解散してしまうんですが、それからGeneはソロへ進んでいくことになります。そしてパンクスターからなぜか見た目も徐々に変わっていきます。

DIVA化進行。女性化していきます。

セレブ化進行。

だんだんFutonの時代とは違っていってはいるんですけど、もともと歌唱力はピカ一。Futonの頃とは違った、もっとポップな歌でタイ人の広いファンがついてきてるのが今なのかなあと思いますよ。というわけで記事冒頭のキラキラした映像へ戻るわけです。バンドのキャリア後の充実したソロ時代へ突入って感じですね☆彡

 

 

SUMMER SONIC 2013の屋外island stageのデザイン

今年のサマーソニックではisland stage(通称アジアステージ)の一体のエリアデザインをバンコクのBig Mountain Music Festivalのフェスティバルデザインチームが担当します。 下のドリーミーできらびやかなイメージが、island stageの完成予想図。ステージというよりエリア全体のディレクションです。

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場所はこの辺です。
スタジアム近くの入場ゲートのすぐ近くです。去年はアジアステージがあってその周りにご飯屋さんが囲んであったエリアです。メッセ側のインドア会場との連絡バスの停留所の真裏で、メッセからBeach stage とMarine stageへと歩いてくると、この真横にでます。

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このエリアの正式名称はIsland stage / Asian market /というらしいです。 というわけでこのIsland stage / Asian market エリアを担当したデザインチーム代表の遠藤治郎にこのエリアについて話をきいてみました☆彡

 

Q:今回このプロジェクトのデザインチームについて教えてください。

遠藤:バンコク郊外で毎年12月にある音楽フェス「ビッグマウンテンミュージックフェス(略してBMMF)」のフェスティバルデザインを担当しているチームで取り組んでます。日本人とタイ人の混合チームで、日本人は、ぼく、西堀隆史、上田剛、それとタイはSupermachineという建築事務所のチームです。このチームがメインとなってビッグマウンテンフェスはフェスティバルのアートディレクションのコンセプトの提案とか全体計画、デザインから、実際の当日の照明オペレーションまで取り組んでいます。今回のサマーソニックのislandステージのプロジェクトでもこのタイ日混成の同じチームで取り組みたいなというのを、プロジェクトの構想時から希望していました。

Q:なんで今回このエリアのアートディレクションをすることになったんですか?

遠藤:BMMFのフェスティバルチームとサマーソニックの交流があったんですけれど、その流れでサマーソニックのチームが去年のBMMFに遊びにきてくれたんです。BMMFでは「フェスティバル出演の音楽コンテンツを知らなくても楽しめる音楽フェス」というのを僕らというかタイのやり方なりに目指しています。メインステージなど大きめのステージのアートワークを楽しくするのももちろんなんですが、環境のデザインをこだわって、コンサートを見てない時間も楽しめるようにアイディアを盛り込んでいます。装飾というより建築としてのデザインですね。去年は何故かタイの会場に渋谷PARCOのレプリカを再現したりもしました。あんまりタイ人には伝わってなかったけど、とにかく全力でバカなことをフェスティバルのオーガナイザーのTedさんといっしょに考えています。きっとその楽しさをサマーソニックチームが評価していただいて今回いっしょにやれることになったんだと信じますw。

Q:サマーソニックでのデザインは、どこまで担当というか、どういう方法論で実現しているのでしょう?

ステージのアートワークや照明だけはなくて、屋台の置き方そのエリア全体の照明計画までやらせてもらいました。屋内のメッセと屋外のスタジアムをつなぐエリア全部をディレクションしているということです。あと今回はBMMFの雰囲気や「タイらしさ」をどうやって伝えたらいいかなというのも課題です。大技として清水社長の強い希望で、タイから移動式遊園地を直輸入したりもしていますw

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Q:デザインのポイントというか、エリアの楽しみ方をおしえてください。

このisland stageはアジアのバンドがでるステージで、去年タイのYellow Fangが出演したのでどういうエリアかわかっていました。去年はステージ前に広い観客エリアがあってその周りを遠まきに飲食の屋台が囲んでいる形だったんです。ぼくらは観客席と屋台をまぜてエリア全体が観客席になるようなごちゃごちゃ楽しいゾーニングをしました。アジアの知らないバンドがメインにライブやるステージだし、アウトドアの気持ちがいいフードエリアだから、わいわいご飯食べながらライブみたしてもらえたらいいなと思っています。単なるステージアートワークということではなくて、その周りの環境含めてみなさんに楽しんでほしいです。

Q: ありがとうございました。
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というわけで、デザインチーム代表の遠藤治郎インタビューでした。

☆ ☆ ☆
ぼくはBMMFはタイの夜の寺のお祭りの拡大版みたいなわくわく感が魅力だな〜と思っているんですが、そんな感じの雰囲気が楽しめるかも。このエリアはパブリックエリアとのことで、フェスのチケットなくてもアクセスできるようなので、ぜひみなさんでぶらっと遊びにきてみてください!特に8/10土曜日はタイの3組出るし。

 

SUMMER SONIC 2013 にタイから3組のミュージシャンが!Gene Kasidit, Cliquetpar, Yellow Fang

soi music 木村です( @kimurasoi )。
去年につづいて、今年もタイのバンコクから3組のミュージシャンがサマーソニックに!8/10(土)のisland stageです!

今年のラインナップはかなり強力!バンコクの面白い音楽を知りたい方、知らないけど見たい方、ファンの方、soi musicのイベントに来てくださったことある方、ただ良い音楽探してる方と全方位へおすすめ!

それでは3組紹介していきます。

1. Gene Kasidit

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まずはGene。元FutonのボーカルのGene。2005年の横浜トリエンナーレの時のFutonのパフォーマンス今でも思い出しますね。Geneはインディー界の中でもかなり歌唱力があるシンガー。そして最近はこのビデオのノリにあるように存在自体がかなりセレブ化というかアイコン化していて、ファッションイベントなどにひっぱりだこのようです。最近はタイ版Nylonの表紙にもなっていたし。

(サマソニの紹介ページはこちら)

2. Cliquetpar
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Cliquetparは2001年頃にsmallroomに出入りしてたころに知り合ったのですが、出会った頃からあまりに抜けたセンスで一部からかなり待望されているのになかなか表にでてこない才能です。最近のバンコクのインディーズで面白いバンドって何?という話になると必ず話題にでてくるdesktop errorがいるレーベルと言えばSO::ON Dry flowerなんですけど、このレーベルの2003年の立ち上げはcliquetparもいたんです。
日本でもすずえりさんや須藤俊明さんとコラボしたり、John Zone’s cobraに参加したりと彼の面白さと才能に面白い人たちが集まってくる。ずっと地下に潜伏してしまっていて、なかなか表にでてこない彼ですが、2005年の横トリの須藤さんもいたライブのセットは本当にすばらしかったしsoi music的なベストアクトというといつも彼の名前がでてくる。今回は一人でライブなんですが、彼の分裂したビートとその隙間を射抜くように天から降りてくるメロディーをぜひ味わってみてください。ちなみに前日8/9は南青山「月見る君想フ」にも出演です。

月見ル君とアジアンディスコナイト☆「let it die」 « 青山 月見ル君想フ http://bit.ly/15STfRR

 

(サマソニの紹介ページはこちら)

3.Yellow Fang

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Yellow Fangは去年に続いて奇跡の2年連続出演!去年はYellow Fangの演奏時間だけ晴れてすばらしいパフォーマンスを披露。終了直後に土砂降りというまさに神がかった良い演奏した彼女たち。去年は本当にすばらしいステージでそれは終了後の物販でCDが飛ぶように売れたのがしっかり物語っています。良いライブをやると良いことがある!ということで今年も出演できた!この1年で現地バンコクでもどんどん人気がでていて、日本ではNero magazine最新号にも登場しました。2nd アルバムレコーディング中。

(サマソニの紹介ページはこちら)

この3バンドがでるのは8/10土曜日のisland stageです。island stageはスタジアム、海辺側の入場ゲート(裏口っぽいところ)すぐのところです。気軽に遊べるエリアなので、みなさまぜひ!

そらをみあげるチャバーちゃん

soi music 木村です( @kimurasoi )。

福音館書店のこどものとも年中組という絵本シリーズから『そらをみあげるチャバーちゃん』という絵本が出ました!

タイの児童文学作家のジェーン・ウェーチャチーワが書いた話に、タイの漫画家のタム(ウィスット・ポンニミット)が絵をつけた絵本です。

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チャバーちゃんは雲を見るのが大好きな女の子。家の前を通る大人たちに、一緒に見ようよと呼びかけます が、だれも応じてくれません。それでもひとり空をずっ と見ていると、仕事から戻ってきた大人たちが話しかけてきました。タイの人気作家と画家による絵本です。

と出版社の紹介文によると、この絵本はこういう話なのでぜひお読みいただけたら…という感じなのですが、タイのことを知らない方のためにバックグランドを少し解説します。

この絵本の始まりは2010年春、福音館書店のみなさんが絵本のシンポジウムに出席するためバンコクを訪れた時のことです。翻訳者のマリナさん(タイ語のニックネームがなんとマムアンさん…)がこのシンポジウムのコーディネーションをされていて、彼女の紹介で福音館の編集者たちがバンコク在住の児童文学者のジェーンさんと出会うことになりました。

ジェーンさんは児童文学『カティの幸せ』(邦題が謎の「タイの少女カティ」。そんなこと言い出したら、俺は「日本のおっさん木村くん」とかになりますよね。)という話でタイの権威的な文学賞「東南アジア文学賞」を受賞している作家です。ジェーンさんはタイではおそらくタムよりも一般的には認知度が高い方です。彼女は「東南アジア文学賞」受賞作家ですし、またウェーチャチィーワ家は代々医療関係の仕事をしてきた名家で両親も医者、実の弟さんはなんと元首相のアピシット・ウェーチャチーワさんなんです(あの男前で、そしてオックスフォードを主席で卒業したというインテリっぷりでバンコク都民から大人気のアピシットさんです。)。まあ簡単に言うと一般的なイメージは、有名なセレブファミリーの一員ってことですよね。(実際のところはセレブかどうかは知りません)。そしてジェーンさんについてもうひとつエピソードがあります。生まれもった病気で歩くことができず、生涯車椅子で生活をされているということです。タイの方のジェーンさんへのイメージっていうと車椅子に乗っているイメージかもしれませんね。

それで、そんなジェーンさんに福音館の方が「絵本つくりませんか?」という話をしたところジェーンさんは「是非」とお答えしてくれたそうで、帰国後時間を置かずにすぐにこのチャバーちゃんの話がおくらてきた、スピード感に驚いたという話を編集の方から伺いました。これが2010年の春の話です。

そこからタムのところに絵をかかないかと話がきたのが震災のすぐ後の2011年5月。それから「絵本はめっちゃ時間がかかって大変だよ」という出版業界の噂の通り、チャバーちゃんの絵本は、2年をかけて、2013年の6月にやっと出版となりました。

なぜ2年もかかったの?とみなさん思うかもしれません。はっきりいって自分もなげーなあと思っていました。しかし終わってみると「2年くらいやっぱりかかるよな」という気になっている自分がいたりもするのが福音館の絵本の作り方、さらに言うと日本の絵本の作り方なのかもしません。これを説明すると長くなってしまうのですが、丁寧な日本的な編集はうまく機能するとこんなにも良いものなんだな〜と感じた幸せな仕事となりました。

さて、話がすこしずれました。タイの話、そしてこの絵本がスタートした2010年春のタイの話に戻ります。2010年春のタイバンコクでは、あの、戦争のような強烈な報道や写真で忘れられないあの怖いデモがあった時なんです。福音館の編集者たちがバンコクへ訪れたころはちょうどこのデモの時期で、デモに関わらずともバンコクの住人たちはみんな不安な日々をおくっていました。ニュースで連日報道されたように、バンコクの中心地では衝突により死者も多数でて、街には外出禁止令がだされ非常事態が連日続いていました。特にジェーンさんの弟さんのアピシットさんは当時与党政党で首相を務めていて、自宅がデモのグループに包囲されているなんてニュースもありましたよね。

ジェーンさんがそのデモの当時どういう状況だったかはわかりません。ただそんな時期に書かれたのが、空をみあげる女の子の話だったのです。当時のタイの状況を思いながら読んでみると、絵本『そらをみあげるチャバーちゃん』には「かわいさ」とか「タイの素朴さ」とかだけでなく、何か強い想いが込められているような気がしてしまうのです。そして、作家のバックグラウンドから、そらをみあげているチャバーちゃんというのはジェーンさん自身の姿なのかなあと勝手にそう読んでしまっている自分がいるのです。

 

というわけで、2年もやるうちに、漫画家も編集者もその他外野も、みんなが大好きになってしまった「チャバーちゃん」の絵本発売記念ということで、7/7まで京都一乗寺のギャラリーで絵本原画展を行っています。展覧会限定グッズ(ポストカードセットに便箋)も売ってますのでぜひお発ち寄りください。 http://blackbird-whitebird.com/

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ででーん、タイなのに日本の夏な香り漂う一筆箋
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に日本の夏なポストカードセット
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台北でタムの展示とWe are forever young

木村です。台湾でウィスット・ポンニミットの展覧会が始まりました!

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マムアンの展示と
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川島小鳥さんとの「未来ちゃんの未来」の展示。

タムが台湾来るのは初めてなんですけれど、でも実は去年の夏頃に台北のバンド「透明雑誌」の名曲「透明雑誌Forever」のMVをつくってます。

ぼくが透明雑誌のことを知ったのは一昨年の終わり頃だったと思うんだけれども、「もう人気ありますよ」なんて大学生に言われて、なんで自分はこんな良いバンド知らなかったんだろう?とショックをうけつつ、写真家の川島小鳥さんが彼らの写真を撮っているというような話をきいていました。

去年(2012年)頭に台北にいってwaiting roomに来れたりいい出会いがあり、透明雑誌も何度も日本に来ていたりして、何か一緒にできないかな?と思って思い切って今度タムにPV作らせてくれない?と相談してみたところ、ぜひと言ってくれて実現しました。

どういう曲がくるかなと思って待っていたらところにきたのがこの「透明雑誌Forever」。歌詞ももらって、すごくhesheitみたいな世界でhesheitでやったらぴったりだなあなんていう風にテンションあげてあーだこーだ考えていたのを思い出します。でタムがつくってきたアニメは当時ちょうど飼いだした猫にはまってる時期で、なんというか猫アニメでした…。

それで、今回のタムの展示に話を戻すと、ギャラリーはライブもできるスペースがあってライブをやるんですけれど、そういう縁もあって透明雑誌の洪申豪ゲストにお迎えしてライブやりますよ。今回は小鳥さんもいるしね!

というわけで、何か楽しいことがまた起こることを願いつつ、展示みにきてくださいという告知でした。

台北のギャラリーはこちら
安和65 http://www.facebook.com/ANHE65
展示は2013年7月9日までです。

Breast Stupa Cookery Market

今日から3日間(2013.5.23-5.25)原宿のギャラリーrocketでPinaree Sanpitak(ピナリー・サンピタック)さんの展示イベントですね。

残念というか、ちょうど良いタイミングというか
渋谷のミツカルストアのPainkillerパーティー, ロゴスの「POV store Bangkok シテン」とかぶりまくってます。この時期渋谷はタイが集まってますね。

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「ピナリー・サンピタック BSCマーケット」
http://by-rocket.tumblr.com/post/49688434411/56-bsc-pinaree

ピナリーさんは女性の乳房をモチーフに作品をつくるアーティストで、横浜トリエンナーレ2005ではWit Pimkanchanapongのディレクションで(?)SOI Projectとして展示に参加してくれました。その時は“noon-nom / ヌーン-ノム”や”Breast Stupa Cookery / 乳房のストゥーパ・クッカリー“この二つの作品を展示してくれて、Breast Stupa Cookeryは南風食堂やgrafに協力いただいて実現できたり、ヌーンノムクッションの中でModerndogのアコースティックライブやったりしました。(Art-Uさんのところに当時の記事がありました。)。

話がややこしくなるんですけど、この時はGIG Groceryという2000年前後にバンコクにあった文化人が集まる伝説のバー(ぼくは行ったことがない)を横浜でやろうかというコンセプトでバンコク側からGIG groceryの関係者もきていっしょにやっていたんです。GIG groceryはモダンドッグ周りのバンコク音楽・アート関係者のサロンみたいな感じで、ここでバンコクとの関係が始まった外国人クリエイターも多いみたいですよ(おれは行ったことがない)。

さて、ピナリーさんは、ナウィンよりも年上で、そしてウィットやウィスットなどよりは一回りも年上、でも元祖タイ人現代アーティストなモンティエン・ブーンマーよりは下というタイ人の現代アーティストの第2世代みたいなグループな感じの人で、当時既にアートの国際的な評価があったインターなタイ人アーティストでした。そういうバンコクの先輩というかアート界のスターとのコラボレーションもGIG groceryの考え方とはすごくマッチしたんでしょうね。

話がそれましたが、Breast Stupa Cookeryはピナリーさん自身がフードをつくるわけではなくて、料理人とのコラボレーションしてつくる作品。今回のrocketではyoyoさんや山フーズさんたちとBreast Stupa Cookeryをつくるみたいです。これは楽しそうだなー。

渋谷PARCOから歩いても10分ちょっとなのでぜひ遊び行ってみようと思います。土曜日は13時からの渋谷ロゴスギャラリーの俺の「OK GO BANGKOK」トークにきてからそっちに行くのがおすすめす。

ピナリーさんについてはART-Uのサイトが詳しいです。

Art-U room
http://www.art-u-room.com/art_u_room/pinaree.html

BANGKOK SECRET ADDRESS

soi musicの木村です。久しぶりのエントリーです。ブログ引っ越ししてみました。
最近日本でバンコクカルチャー関係のトピックいろいろあるのでどんどんエントリー書いていきます!

BANGKOK SECRET ADDRESS <Food>というマップ型冊子作りました。
「地元タイ人が教える秘蔵のタイ料理屋」って書いてある通り、地元のバンコクっ子が教える地元の美味しいお店の紹介冊子があったらいいなというコンセプトでつくりました。

Bangkok Secret Address

今回地元っ子代表になってもらったのは、美味しいもの探求ユニットのKin-Kin。
Kin-Kinは美味しそうなお店ばっかり知っていて、二人の紹介するお店に行ってみたいなとぼくはいつも思っていたんです。(ちなみにKin-Kinはグラフィックデザイナーのカップルです。)

http://instagram.com/wearekinkin

今回の『BANGKOK SECRET ADDRESS』のディレクションとデザインはデザイナーのPedとイラストレーターのYuneちゃん。
二人は『OK GO Tokyo』(Typhoon books)っていうタイの出版社からでている、東京のアートやデザインスポットのガイドブックを、執筆からデザインまで丸々一冊自分たちだけでやっていて、なにかそういうことのバンコク版を今回できたらいいなと思ってました。

この『BANGKOK SECRET ADDRESS』は薄っぺらい一枚の冊子で、本ではないし、マップと呼ぶにはマップほど網羅的じゃないんだけど、ピンポイントにバンコクの美味しいエリアをピックアップしていて、「手軽に持っていける」「本当に美味しいものしかのってない」っていういい感じのものになったと思います。

日本の友達がバンコクやタイに行くときによく聞かれるのが「地元の美味しいお店おしえて」 って質問で、その都度foursquareやtwitterの履歴をたどって教えてあげたりしてました。
大変だけど、旅行中のご飯って実は、回数少ないし胃袋って限りがあるし、できるだけ美味しいもの食べてもらいたいなという想いがあったんです。

もうこれからはこの冊子がおすすめ!って言えて気持ちいい〜。バンコクに遊びにいく日本のみなさんはもちろん、バンコク在住の日本人でも楽しめると思います!

発売は渋谷PARCOのロゴスギャラリーで行う展示型ポップアップショップ「POV STORE Bangkokシテン」 でスタート。(会期2013.5.26-6/10)

さて、発売記念のトークイベントがあります。Ped&Yuneといっしょにしゃべります。こちらもよろしくおねがいします!

「OK GO BANGKOK」
地元のタイ人がバンコクを丸見せスペシャルトークイベント

OK GO BANGKOK

5月25日土曜日13:00から開催!

「BANGKOK SECRET ADDRESS:
地元タイ人が教える秘密のおいしいタイ料理屋」

を編集・デザインしたアーティストたちによる
トークイベント開催決定!!!!!!
by
PAKPOOM LAMOONPAN
PAYOON WORACHANANAN
Kimura Kazuhiro
POV SOTRE BANGKOKシテン
■場所
ロゴスギャラリー(渋谷パルコ パート1 B1F)
http://www.parco-art.com/web/logos/exhibition.php?id=559
https://www.facebook.com/PovStore