Moderndog live 2005.5.21

皆様お元気でしょうか。SOI MUSICの季節がそろそろ近づいてきました。今年は10月に横浜で行いますので是非よろしくおねがいします。タイ人いっぱいですー。
さてそれはさておき、先週の土曜日、タイのロックバンドのコンサートがバンコクの「インドアスタジアム」で開催されました。
写真がいっぱい載ってるすばらしいサイトをご紹介。
Thai popper’s paradise
http://thaipoppers.com/20050521moderndog/index.htm
モダンドッグは10年で4枚のアルバムを出してる、スーパーグッドロックバンドで、バンコク中の皆さんがこのコンサートに集まったはず。
で、ぼくはバンコクに行けるはずもなく日本で思いを馳せていたわけですが、ここ数日にWEBにUPされたレヴューと写真を見てたら、面白くなってしまった。ホントにバカバカしい舞台美術!
「プロジェクターは飽きた。」
というのは舞台を担当したWITさんの発言。そしてNation誌5月20日の記事でModerndogのPODもこう発言しています。
Nation,May 20th Weekend
“We got so bored with Wit’s signature of computer-driven special effects.”

プロジェクターにアイディア込めるWITさんの舞台美術はかなり面白かったけど、みんな飽きたらしい(笑)。でWIT&遠藤治郎の舞台美術照明担当、2人は前々から「人力」っていうキーワードの元、「マスゲーム風にやる」と発言していた。このライブの写真をみると、どうやらホントにプロジェクターは使ってないみたい(訂正:3台は使ってる)。一見映像っぽいのもこれって、印刷してある紙なんですね(追加:インクジェット出力1m×1m)。すげー。バカバカくて、シンプルで、楽しいアイディア。
で、僕は行ってないから、詳しくレポート書けないので詳しいレポート載ってるブログを紹介します。このレポート書いているFUKUさんとっても楽しんだみたいです。
サイアム系で行こうhttp://blog.livedoor.jp/fuku_bangkok/archives/22855785.html
33曲、MCなしで歌いきるなんて、PODさん、かっこいいです。(追記:ただし、このFUKUさんのブログに一つ言いたいことがある。あの舞台美術はWITさんだけのものじゃないんじゃないかなー。遠藤さんとWITさんの仕事は照明/舞台美術ってはっきりはわかれてないと思いますよー。ついでにWITさんのアシスタントにはPEEという一人でアーティストしてやっていけそうなすごい才能ある人も参加してる。
実はここがポイントというかすごいなと思うんだけど、日本人・タイ人とかZORANなどのスペイン人とかが一緒になってやってるというのもこんなクリエイション生む原因の一つになってると思うのですよ。)
唯一、残念なのはZAKさんがスケジュールの関係で音響を担当できなかったこと。うーむ。それを見てみたかった。
このステージを担当したお二人が明日バンコクより東京に来る予定なので、ライブの感想を聞いてみたいと思います。
では。 きむら

SOI TRAVEL 429 お礼&写真

Futon、kiiiiii、SPANK HAPPY出演のSOI TRAVEL楽しく終了しましたー。感想は色々書いてくださってる人たちがいるのでそちらで・・・。
soi travel
まずは始めにkiiiiiii。
実はこの日をずっと待ってました。昨年Lakinと知り合ってからぼくらのバンコク妄想に付き合ってもらって、バンコクまで連れてって、しかも急遽ライブまでやらせて・・・。kiiiiiiiのライブを企画できてホントに嬉しい。u.tちゃんはクレイジーキュートだし、メイクさんマネージャー含め、本当にステキなチームです。この日は勝手にkiiiiiiのベストライブだったと勘違いすることにします。
soi travel
派手派手美術。
soi travel
u.tすごいかわいい・・・。
soi travel
イエー
2番手はSPANK HAPPY。
ぼくはSPANK HAPPYはクアトロでやった再結成の時に偶然見て、それからすごく大好きになったんでした。バンコク連れてって、FUTONと仲良くなって、今回も出演いただいて、本当に感謝です。本当はバンコクにDCPRG連れてったりもしたいんですよ。タイ人喜ぶだろうなあ。
soi travel
きれいなヴォーカルの方と菊地さん
soi travel
最後にFUTON。
BEEちゃんは「PUSH押す」というわけの分からないロゴ入りの一張羅着てるし、みんなばらばらだし、パフォーマンスはカッコいいし、サイモン入ってライブがさらに良くなった気がしますよ。もっと「幽霊バタフライ」よろしく世界飛び回って欲しい。今回は、おじさん(DAVID)が一番人気だったように評判を聞いています。ホントにありがとー。またやりましょう。
soi travel
一番人気DAVIDことおじさん
soi travel
momo Futonとgene Futon
菊地成孔さんが日記で書いてるけど、会場には野宮まきさんや、よしもとばななさん、川勝さんをはじめ、色々な人が見に来てくださいました。それに昨年のSOI MUSICにも来て頂いたお客さんも多かったように思います。どうもありがとうございました。
今年はばんこく面白ろ企画10月頃に横浜でやりますよ。タイ人いっぱいですよ。とにかくわけのわからなく変で面白い企画めざしますので、また遊びいらっしゃってください。
soi travel
最後にお礼!
照明:チームIT(キュートな照明ありがとうございます!またお願いします)
舞台美術:new-guesthouse (照明あんなに持ち込んでるのにお客さんは気付いてくれたかなー。いつもThank you!!)
舞台美術補助:有限会社アパートメント
VJ:Clink!Clank!(ステキなVJありがとうございました!)
そのほか、メイクや記録、物販等々手伝っていただいた方々ありがとうございました。
会場のasia Pの皆さん、無理なイベントなのにがんばっていただいてありがとうございました!音響のkさんは高いところをめざすすばらしい人ですよ。イベンターの皆さんasiaでやるときはkさん指名ですよ。
最後の最後に、出演者の3方、すばらしいパフォーマンスありがとうございました。皆さんのモチベーションが高いのでぼくらもがんばらずにはいられないのですよ。
オーイエー、お礼ばっかりで、あんまり面白くないページすみません。

so::on comes back!

別にSO::ONなくなっていたというわけではないんですが、待望の2枚目の音源集がそろそろ出るようです。それを記念してイベントが!
Launch party of our new compilation CD “Ghosted Notes”
Wed 4th May 19:00- at Pla Dib (Areesamphan 7)
Live_Atit Sonsongkram(Arm Chair),Goose,Criquetpar,SpaceBucha and Napat
DJ_Mianoi
http://so-on.hp.infoseek.co.jp/
この面子は新しいバンコクって感じでいいですよね。GOOSE!
ソイアリーですよね。

ウィスット原画展

ウィスット・ポンニミットの原画展が明日からあります。
Sundries
告知サイト
新刊マンガの原画を壁いっぱいに貼ろうということになっていて「たのしいから全部はっちゃえー」ということで、ばばばーと壁一面にマンガが広げた。
で皆がいそいそ作業にいそしむ中、壁一面に張られた『everybodyeverything』の「お兄ちゃん」の話を見て、ぼくはちょっとびっくりしてしまった。
この写真の後ろの絵のマンガ
「泣かない」泣き所が、一番中央に来ているんですよね。(って読んだ人しかわかんねー話だなあ)
さらに、この文章でぼくが何いいたいかは展示みてもらうのが一番なんだけど、僕は今日これを見た瞬間に、ウィスットの頭の中がぱーっと見えた気がした。
マンガってメディアは「ページをめくる」前提で作られてて、それを一面に並べるっていうのは本筋からずれてる行為かもしれない。でも、ばーっと一面に眺めてみると、構成とか話とか展開とかが、作家の頭の中ではこんな風になってるのかーということがよくわかる・・・気になれる。
「お兄ちゃん」は場面転換とか構成とかがダイナミックなので、それが見た瞬間に伝わってきて、結構「ガーン」とさせられてしまった。
ウィスットに限らず、実はこういう行為って、新鮮な発見や妙な感動が得られるものなのではーと思った。
会期は4月15日(金)~4月23日(土)までなので、是非足を運んでいただけると嬉しいです。16日土曜日は17:00からオープニングパーティーなので是非遊びにきてもらえたらと思う。

Futon comes from Bangkok

Do you know Futon? Futon is a kind of electropunk band from Bangkok.
Futon has 1 Thai, 3 English and 1 Japanese members.
Simon Gilbert, former drummer with Suede, has joined FUTON 29th April also.
Futon web
Simon-san with Suede
suede
5person
Simon-san with Futon
Intro Futon (quote from Futon web)
Emerging from the sleazy capital of the Orient, Bangkok based Futon are a band that defy definition and confront the South East Asian pop stereotype with reckless abandon. Comprising of Gene (Thai), Momoko (Japanese), Bee and David (both UK), the band are a heady combination of Western decadence and South East Asian sultriness. Futon tied the knot on the dance floor of Bangkok’s hottest club night, Rehab, where like minds and hedonists gather to hear the latest electro tunes from London, New York and Tokyo.
Futon live infromation
SOI TRAVEL
date:2005/04/29(Fri) open/start :18:00
venue:club asia”P” (Shibuya) [MAP]
Ticket:adv ¥2500(+1drink order) / day ¥3000(+1drink order)
※for ticket reservation
Please send mail to [soitravel2005@yahoo.co.jp]
(Please write in subject:「4/29reserve」,name, how many person, after receiving it, we will send confirmation mail)
live act
FUTON(from Bangkok)
kiiiiiii
special guest live:SPANK HAPPY
visual jockey
Clink!Clank!
organizer
SOI MUSIC
Better than travel
Information
web page
e-mail:travel@soimusic.com(SOI MUSIC:Kimura)
Venue information:
03-3789-3846(malva:Yamaguchi)
About Futon
Finally, I write the comments by Wit, Bangkok’s genius vusual artist.
word by wit
the fact that i like to work for futon is they are real multi-something sort of band / nationality, gender, language / and that’s really interesting / i don’t know much about the rest of the world but for the world i know, this combination is really unique / and it is a sincere and honest combination. They’re really friend, live and hangout together.

エレクトロ・パンク・バンドFUTONの来日公演

FUTONというバンドを知っていますか?(ってFUTONはSOI MUSICに皆勤賞なわけで、ここ観てる方は皆さん知ってると思いますが・・・。)
soreyukeFuton
FUTONはタイ人・イギリス人・日本人から成るバンドで・・・、なんていうのは何度も書いたり言ったりしたのでもう飽きた。こう言おう、FUTONはバンコク・インディーズ界の悪魔!(はい、パクリ~~。ここのサイトより
4person
2004年のFUTON。右から二番目の学ランが「邪悪なマイケル・J・フォックス」(菊地成孔さん談)ことBEE FUTON
今日、ぼくとkiiiiiというバンドのLakinちゃんとradioで分析(?)したんだけど、FUTONは実はチャーミングでもある。曲から滲み出ている気がする。
FAR EAST NET RADIO special FUTON特集  (わかんない人はここ直リン)
FUTONには色々変な話がある。だって最年長のBEE FUTONはローリング・ストーンズの頃から永遠の10代なんだから。そりゃそうだ、色んな話あるに決まってる。その辺の話はこのコラムで(click!)。
そんでもって、FUTONには最近「元Suedeで今FUTON」のSIMON FUTONがメンバーに加わった。その辺のいきさつはこのインタヴューで(click!)
5person
2005年のFUTON。SIMON FUTON(一番右)が加わりメンバーが5人に。(この写真はGENE FUTONが分身していて6人なんだけど。)
ぼくはSuedeのこと良く知らないからわからないけど、とりあえず「元Suedeで今FUTON」って肩書き最高、と面白がってる。
そしてそんなFUTONが東京にやってくる。イベントタイトルは「SOI TRAVEL」。幽霊バタフライの異名(つか曲名)を持つJET SETパーティーアニマルのFUTON。旅行代理店通した世界ツアーみたい。これは4月29日金曜祝日。場所は闘技場みたいな渋谷club asia”P”。詳細はここ(click!
対バンはFUTONと言ったらの菊地成孔さんのエレガントなSPANK HAPPYと、バンコクにも乗り込んだLakin率いるkiiiiiii。kiiiiiとFUTONが出会ったのはタイのロックフェス「Fat Festival」。(ここに日本語レポートあり)
そして、Simonもこの日ドラムたたきます(うまいらしい、そりゃ元Suedeで今FUTONだもんね)。
とにかく。タイ人も、SOI MUSICに来てくれた人も、Suedeファンも、Panacheファンも(ここ面白すぎ!)、PhychicTVファンも、菊地さんファンも、kiiiiiファンも、もちろんFUTONファンも皆が遊びに来てくれたら、かなりワケわからない状況になってしまうのではと思う。でも、そんなのを一番楽しむのがFUTONかなーと思う。
最後にバンコクの天才ヴィジュアルアーティストWITさんのFUTONへのラブコメント。
word by wit
the fact that i like to work for futon is they are real multi-something sort of band / nationality, gender, language / and that’s really interesting / i don’t know much about the rest of the world but for the world i know, this combination is really unique / and it is a sincere and honest combination. They’re really friend, live and hangout together.
「it is a sincere and honest combination」。オーイエー、まったくもって、そう。リブ・アンド・ハングアウト・トゥギャザー。
all photo by konkrit
<イベント詳細>
“Soi Travel”
■05/04/29(Fri) ■venue:club asia”P”(Shibuya)
■Live:
FUTON(from Bangkok)
kiiiiiiii
Special guest:Spank Happy
■主催
“SOI MUSIC”&”Better than travel” 
■Ticket:adv ¥2500(ドリンク代別)/ day ¥3000円(ドリンク代別)
☆前売りチケットのプレイガイドでの発売はございません。ご注意ください。
チケット取り置き申込メールアドレス /soitravel2005@yahoo.co.jp
受付開始日は3/26(Sat)11:00より予定枚数終了まで。
(subject:「4/29予約」・名前、フリガナ、枚数明記)
☆受信後24時間以内に受付確認メールを返信します。
<リンクまとめ>
better than travel(イベント詳細あり)
  btt内FUTON VS kiiiiii(インタヴュー)
  btt内FUTONについて(コラム)
FAR EAST SATELLITE / FUTON特集 NET RADIOあり 
  NET RADIO直リン
SOI MUSIC(ここ)
MUSICIANS
  kiiiiiii
  Spank happy
  Futon

『hesheit』VCDの変な噂

明日の25日(金)は7時よりウィスットポンニミットのイベントです。
もはや、ホームという感じの大阪はgraf。
さて、バンコクではちょっと変な事態が起きています。それはウィスットの『hesheit』のアニメーション作品についての変な噂です。
数週間前、あるタイのBBSに『hesheit』のVCD(タイでは一般的な映像作品の規格です。)を買った!という書き込みが投稿されました。「バンカピでみた!(バンカピはバンコクの超ローカルゾーン)」「コーンケンで買った!(コーンケンはタイの超ローカル県)」などなど、辺境での目撃証言です。中心地「サイアム」で買ったという情報は一切なし。
実はこの作品の流通は作家の手を離れていて、ずっと発売が待たれていました。だって発売がアナウンスされてたのはもう1年も前のこと。
もうタイでは売ってるのか?と気になりウィスットに聞くと、本人も「友達が売ってるっていってた!けど変なところで・・・」とか言ってるシマツ。本人すらホントに売ってるか半信半疑。僕も「欲しい!」と思い、街中のVCD屋さんぐるぐる回りましたが、手がかりはなしのツブテ・・・。
新刊『everybodyeverything』の版元タイフーンブックスも「そんなのみてねー。ホントにあるなら、ぼくらも欲しい!」とか言うシマツ・・・。が本日タイフーンのBBSを見ていたら、タイフーンスタッフの「見つけたぜ!イエイ」という書き込みを発見しました。
タイフーンBBS
cover_hesheit
『hesheit』VCD、表紙
inside
『hesheit』ブックレット
from typhoonbooks BBS
写真を見て、「か、可愛い表紙!」と思ってしまった僕は、「そうだ僕はウィスット君と一緒に仕事してるんだった」と後から気づくような、全くシマツにおえない状態です。分かった結論はGMSという量販店で購入可とのこと。お洒落な店や、ツタヤとか行っても買えないよ!ていうか早く欲しいよ!
そんな難産なタイ版『hesheit』ですが、明日のgrafで上映します。日本での上映は段々減ってくる作品だと思いますので、この機会に是非。ウィスット君のクラシックです。アニメは7時半よりスタート予定。その後はバンコクで400人に突き刺さった(笑)サイレントアニメ+ピアノ演奏です。
きむら

ウィスット@バンコク

ウィスット・ポンニミットが3月19日(明日)19時からバンコクのアリアンス・フランセーゼ(日本で言う日仏学院みたいなところ。)でライブを行います。
入場料は160バーツでタイ語版『everybodyeverything』付。仕切りはプダープダー・ユン。
ぜひぜひいらしてくださいー。
○ライブイベント
日時: 3月19日(土) 19:00-
場所: アリアンス・フランセーゼ内 カフェ1912 
サートン通り バンコク Tel. 02 670 42 00
プダープダーの出版社(タイフーンブックス)
http://typhoonbooks.com/
というわけで終わりました!バンコク。お客さんが400人も来たという噂も。この日に初お披露目のタイ語版『everybodyeverything』も300冊売れたらしいです。
thai_france
会場(普段は映画の上映とかバレエの公演とかやるようなとこ)
wisut2
めちゃめちゃ本気なピアノ・・・。
ピアノとスクリーンだけのシンプルセット。アニメを6作品流しながらの40分ピアノ1本勝負です。
wisut1
スクリーンがあまりよく見えてないウィスット。
この日の公演で感じたのは、タイの人々のウィスットへの期待がすごく大きかったということ。あの「日本」でしかも「漫画家」やってるなんて!という感じで皆ウィスットが日本で活動していることを良く知っていたし、それぞれが自分なりに日本でのウィスットを想像していたんだろうと思います。凱旋って感じでした。
演奏後、プラープダー・ユンとのトーク、皆真剣に聞き入っていた。「なんで日本で漫画だせたのか?」とか「なぜよしもとばななが後書き?(ばななさんはタイでも有名)」などの話題でした。
ライブの感想もすごく良くて、「インスピレーションが湧きまくって、さっさと家で曲つくらないと!」とか言ってるバンコクっ子も。サイン会には長蛇の列が!
写真はリハ中しかとれなかったので、写真が載っているページです。タイフーンブックスBBS。
クリック!

ウィスット・ポン二ミットのマンガ発売記念イベントmanga releasing party

ウィスット・ポンニミット君のマンガが発売されました。タイトルは『everybodyeverything』
→出版社フォローページ
→mixi
→amazon
→bk1
→ジュンク堂
→FROPBOIS宇津木さんからのコメント
book cover
book cover
で、その本の出版を記念して大阪、バンコク、東京でイベントを行います。大阪、バンコクはライブイベントです。東京はeverybodyeverythingの原画展を行います。
[title] 『everybodyeverything』manga releasing party
[host]grafmedia GM / SOI
[cooperate]magazine5
[animation&live with MANGA]Wisut Ponnimit
[date]25th,March,2005(FRI)
[time]19:00-22:00
[venue]grafmedia GM(contace:tel06-6459-2082)
Osaka Kita-ku Nakanoshima 4-1-14 Eichou bld1F zip530-0005
HOMEPAGE
[charge] ¥1600.-(incl 1drink)
<以下解説>
2005年3月25日(金)グラフメディア・ジーエムにおきまして、タイからやってきたマンガ家ウィスット・ポンニミットの新刊マンガ『everybodyeverything』の発売を記念してライブ&アニメ上映イベントを開催いたします。
マンガの王国日本は神戸にて、ゲームざんまいの傍ら日本語を勉強し、その傍らマンガ&アニメーション製作にいそしむ「タム」ことウィスット・ポンニミット。
今回は新刊マンガ『everybodyeverything』の発売を記念したイベントを行います。当イベントは、グラフメディア・ジーエムにて2004年8月に行われた『8月のタイ』展を経由したワンマン・ソロ・ライブイベントです。日本に住んで早一年、日本語も上手くなった、マンガも書いた、イベントもやった、泣いた、笑った・・・。バンコクベースの味付けにちょびっと日本のフレーバーをトッピング、な2005年版ウィスットワールドをどうぞお楽しみに。関西初公開の新作アニメももちろん多数ありますよ。
Wisut Ponnimit(ウィスット・ポンニミット)バンコクを賑わすワン&オンリーなマンガ家(兼アニメ作家兼ミュージシャン)。76年生まれ。あだ名はタム。現地ポップミュージックレーベルsmallroomのお抱えドラマーで、バンコク文芸シーンの鬼才児プラープダー・ユンの盟友。2004年より日本在住。よしもとばななの『なんくるない』の表紙イラスト、FRAPBOISとのコラボレーションなどを経て日本でも益々ノリにノってるけど、本人はあまりよく分かってないバンコクっ子。日本語マンガに『hesheit』と『everybodyeverything』、タイ語マンガに『hesheit』『kwan tai muwak(帽子の下の煙)』。アニメーション作品も近々リリース予定。
hesheit(ひー・しー・いっと)彼と彼女とその他のあれやらこれやら。98年からずっと書き続けるウィスット・ポンニミッツ、ライフワーク。バンコクのあれやらこれやらがタム君の頭のなかで炸裂。彼と彼女の間でまじりあって爆発。「絵が下手!」という声多数。いや下手ではなくってこれでしか有り得ないダヨ!
everybodyeverything(えぶりばでえぶりしん)2004年よりスタートの新シリーズ。テーマは「お母さんが読めるマンガを書く」。マムアンちゃん(女の子)とマナーオ(犬)をはじめ、キュートな登場人物がたくさん。ほろりと胸にうったえる不思議な話。単行本は日タイ同時発売なり2004年2月(タイは3月だけど)。
*In Bangkok, 19th MARCH (SAT)19:00~ @ Alliance-francaise
alliance-francaise
*In Tokyo, Manga exhibition@SUNDRIES,Aoyama.15th APR~.
contact magazine5
everybodyeverything
イベントフライヤー

Wit&amp;Jiro&amp;Apichatpong/Bakery10years

先日のWITさんの文章を書いたので、勢いに乗ってWITさんの2004年の一番でかい仕事を書いてみようと思う。
(前置き)2004年の12月10日、バンコクの「ラーチャマンクラ」スタジアムで6万人、7時間に及ぶコンサートがあった。「ロック」でも「歌謡」でもない、そのどっちもが合わさった、いやちょっと「芸能」臭強めの「歌謡ショー」のようなイベント。
「ベーカリーミュージック(bakerymusic)」というタイの「メジャー・インディー」とでも言えそうなレコード会社の10周年記念イベント。日本に向けて「ベーカリー」を説明するなら、「フリッパーズをカヴァーしたjoey boyがいた」とか「ピチカートをカヴァーしたMR.Zがいる」とか、「本田ユカさん、ショーンレノン、ZAKさん、大野さんがアルバム参加した(我らが)Moderndogがいる」レーベル(てかレコード会社か)と言える。けどこう書くと誤解がある。彼らはベーカリーの一部にすぎず、そのほか70%ぐらいは、めちゃんこ「芸能」風味が強い「バラード」だったり「ロック」だったりするのだ。ここに「ベーカリー」がタイのヤンエグのハートをガッチリゲットして、メガビッグな会社に成長し、挙句のはてに10周年で6万人のコンサートをやれちゃったりした秘密がある(かなー)、その理由の細かい説明は来週。
(本題)で、そんなビッグなスタジアムロックなコンサートのステージ+映像+照明のトータルディレクションをしたのが、ウィット・ピムカンチャナポン(Wit Pimkanchanapong)さん。そしてWITがパートナーとして選んだのが照明担当に建築家の遠藤治朗。映像担当に映画監督のアピチャートポン・ウィラセータクン。
映像用のプロジェクター47台にスクリーン47台。照明は「照明会社にどれくらい照明機材あるの?よし、それ全部」。というめちゃんこバブリー仕様。集客6万人、ランニングタイム7時間、携帯会社のでかいスポンサー。客席にはプリンセス。終了夜中の2時なのにバカスカ花火を打ち上げたー。などなどやっぱりバブリーでどこか狂ってるはちゃめちゃなイベント。バブルで悪いか、悪くない。こんなにばかげているイベントは滅多ない。
で、これがその写真。
(重要)
http://homepage.mac.com/witpim/iblog/B1029668979/C179532943/E564751833/index.html
http://homepage.mac.com/witpim/iblog/B1029668979/C179532943/E1288435729/index.html
(説明)遠藤はNEW-GUESTHOUSEという建築事務所をやっている。そしてSOIMUSICの主催者。元インテンショナリーズ。最近の仕事はFRAPBOISのショーとかやった。状況に柔軟で、かつひたすら笑える南国フレイヴァー全開の楽しい歌って踊れる建築家。踊れるというのはコンサート照明やってるくせに、FUTONのライブが始まると何故かいつもステージの上で踊っているからだ。
アピチャートポンは「Tropical malady」や「Blisfully yours」が有名なカンヌ受賞作家。ゲイゲイいわれてるし、抽象的すぎとかいわれてるけど、「タイ」の空気を一番よく描けるの映画監督。「抽象経由リアル行き、ああ切ない」。「Tropical malady」は思い出すたび切なくなります。
(もう、遠藤さんがいる時点で、手前味噌な感じバリバリだけど、でも面白いんだからしょーがないので続けます)
WITさんが描いたステージ、照明、映像のイメージ。それをデコレーションしたのがアピチャートポンと遠藤だ。アピチャートポンはこのバカでかい、5つのスクリーン(9スクリーンを1スクリーンに見立てている)のために5つのカメラで「くらげ」「ビーチ」「子供」など、かっちょ良い映像をとってきた。遠藤はその映像を殺さないでめちゃんこハイパーなライティングをデザインした。遠藤の照明はすごい。普通じゃない。照明卓の前に座る遠藤はミュージシャンみたいだ。もしくはゲーマー。隣に座る照明オペレーターが泣きそう、もしくは怒りそうなぐらい、卓を叩く。事前のプログラミングは最小限にして隙間をつくり、あとはライブ。ライブで叩く、卓を叩く。プログラミングとライブ操作の間で照明にはバグが起きる。起きた違和感がめちゃんこ面白い。卓を叩く遠藤の後姿はちょっと感動的だ、大げさではなく。
タイの人はこのショー全体をめちゃめちゃ楽しんでいた。6万人がみんな歌ってるんだもん。すげー。タイの人の気質って現場向きなのだ。会場の雰囲気は花火大会みたい。座席はブロック指定だったんだけど、そんなの守ってるスタッフ・お客ははじめの1時間ぐらいであとは勝手に椅子ならべたり、地べたに座ったりで夕涼みにきたみたいな家族連れとかいて、「やっぱタイはいいなー」。
ぼくが個人的に面白かったのはやっぱりMODERNDOGだった。5曲ほどしか演奏しなかったけど、やっぱりいいんだなー。3人のメンバーの熱量のバランスがいい。
MODERNDOGのショーでは、日本からZAKさんが音響卓をいじってくれた。ZAKさんはただ遊びに来ていただけなのに、そしてMODERNDOGのPODさんもずうずうしく頼んだりはできなかったんだけど、周りのお節介によって、ZAKさんが卓をいじることになった。結果MODERNDOGの音響が一番よかった気がする。
それと「ベーカリー」のアイドル部門「DOJO CITY」レーベルのショーもよかった。タイの「ハロプロ」というかなんていうか、ちょっと変態っぽい感じ。残念だったのは「ドラッグ4000錠保持(!)」で一番重要なTriumph Kingdomの女の子が不参加だったことだ。ドラッグ4000錠も持ってたら一生牢屋にいることになるんだろう。みんな大好きTKだったのでこの出来事には落胆した人も多かったと思う。
だんだんベーカリーの説明っぽくなってきたので、この辺で終わり。僕はこのコンサート、「音楽」よりも「ステージ」の方が楽しくて楽しくてしかたなかった。